A3-1 巖島(浅野 坤山)

	[読み下し文]
	遥かに 亀背を 観れば 一 蓬莱
	あいあいたる 雲煙 瑞台を 擁す
	月は 長廊に 落ち 湾上 静かなり
	萬燈の 星列 波を 照らして 来たる

	[吟符及び音階]

	はるかに     ごうはいを  みれば      いち       ほうらい
	56三十三の二番  56十三番   3765五の三番  76二十五番  23十番

	あいあい たる       うんえん  ずいだいを   ようす
	乙1       21五の二番   23十二番   765三十一番  23一番

	つきは   ちょうろうに おち    わんじょう  しずかなり
	2'3'二番  3'53'十三番  53'3五番  376二十五番 3653'3十番

	まんどうの せいれつ なみを てらして     きたる
	乙1五の二番 23十五番  37     7876二十五番  23一番


	上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に
	もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。
	しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します。