A4-2 海を望む(藤井 竹外)


	[読み下し文]

	鵬際 晴れ 開く 九萬の 天
	無人の 島は 定めて 何れの 辺なる
	風を 追う 狂浪 奔馬の 如とく
	忽ち ざん礁に 触れて 砕けて 煙と 作る
[吟符及び音階] ほうさい はれ ひらく きゅうまんの てん 2'3'四番 765 2'3'五番 36二十五番 53'十番 むじんの しまはさだめて いずれの へんなる 乙1五の二番 2'3' 2'3'3六番 67十九番 一番 かぜを おう きょうろう ほんばの ごとく 37 三十三番 786565五の三番 76二十五番 2'3'十番 たちまち ざんしょうにふれて くだけてけむりと なる 乙1五の二番 2'3' 2'3'3六番 78887二十五番 一番 上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。 しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します。