A6-1 元二を送る(王維)

	[読み下し文]

	渭城の 朝雨 軽塵を 潤す
	客舎 青青 柳色 新なり
	君に 勧む 更に 尽せ 一杯の 酒
	西の方 陽関を 出れば 故人 無からん
	

	[吟符及び音階]

	いじょうの ちょうう けいじんを うるおす
	 2'3'七番   53'3五番 36二十五番  23十番

	かくしゃ  せいせい りゅうしょく あらたなり
	21五の二番  23六番   3'5十九番    3'3一番

	きみに すすむ     さらに つくせ     いっぱいの さけ
	37      37三十三番  76    3765五の三番 376二十五番 23十番

	にしのかた  ようかんを いずれば   こじん    なからん
	乙1五の二番  23十三番    23'3十一番  76二十五番 23一番


	上記吟法は、関西吟詩文化協会指定の音階及び譜名に
	もとづき、池田先生が菖黎風工夫を加えたものです。
	しかし、転載や誤字・誤植はすべて私の責に帰します。