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ポリドール近畿地区コンクール'98
昨日のコンクールは朝8時30分に西大寺発の快速に合せて
8時36分の学園前発の快速にのり、同門の人とは日本橋で合流、
9時30分開始の10分前に会場に着き、出席率も非常に高く、
夜の終了20時過ぎまでコンクールを堪能しました。
(そのあと、帰って、風呂に入って、ワールドカップを見て..)
とっても疲れました。じっとしているのも結構疲れますね。
実は世の中はワールドカップ初出場の対アルゼンチン戦に
集中していて、だれもこんなコンクールがあることは...
10番前から待機、4番前、3番前くらいからだんだん緊張し
結構あがりました。(実は、昨年、他のコンクールで応募吟と
全く違った詩を吟じてしまった経験があるので...)
[前奏]...「りょうしゅうし(涼州詩) おうかん(王翰)」
と言った後はひたすら尺八の音程に合わせることで精一杯。
(ここをクリックしても音は出ません ^^;)
「ぶどうのびしゅ〜、やこうの〜はい(起)
のまんとほっして〜、びわ〜、ばじょうに〜もよおす〜(承)
ようて〜、しゃじょうにふす〜、きみ、わろぉ〜なかれ〜(転)
こらい〜、せいせん〜、いくにんか〜かえる〜(結)」
吟の中身は起句で母音返しをヘマし、転句の大山の高音部で
声がひっくり返ってしまい。散々な吟だったと思います。
転句での失敗のとき、審査委員長(戸室清山先生)の
「あぁ、これはダメだ!」
という態度で、だいたい自分の評価は分かりました。
誰かから「ポリドールのコンクール出場は10年早い!」と
いわれそうです。
でも、そこそこあつかましく吟じ、生伴奏にも引っ張られて
いつもは1分50秒くらいの吟があとで計ってみると2分2秒
くらいになっていました。成績のことを度外視すると、
ホールで生伴奏で吟じるのはとっても気分がいいですね。
やっぱり奈良県内のコンクールとはずいぶん違い、上手な人が
多いです。自分が「いの中のかわず」であることが
よく理解できた1日でした。でも、「いの中のかわず」の方が
ずいぶん気楽ですね。
来年のポリドールは決勝が大阪であるので頑張ってみたい気も
するのですが、今一つ好きな漢詩がないので、「10年はやい」
という教訓を守ろうか...とも思っているのが今の感想です。
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