もどる

近畿大会:実況「記録」中継'98


	近畿大会の実況中継です....

	(と、いっても、あまり待ち時間が多いので、一旦帰宅して、
	   休憩の合間を利用してキーボードをたたいています。
	   入賞するはずもないので、このままでいいような気もするのですが...)

	さすがに、近畿大会ともなると、上手な人がいっぱいです。
	やはり、「井の中の蛙」でした。私など、数年先を目標に、
	もっともっと練習を重ねて、出直す必要があります。

	さて、実況中継ですが、
	まず、私の出番(82番)の一つ手前の人が、転句に入ったときに
	金屏風の中央からでて、現在の吟者の後ろに立ち、審査員席に一礼、
	その後、2・3歩右前に出て、国旗の方に向いて敬礼。
	(これが、いまだに、結構、抵抗があります。でも、{これも採点の内}と割り切って)
	再び、現吟者の後ろに控えると、私の前で吟じているおばさんの絽の着物のすそが
	細かくふるえており(気のせいか声も幾分震えているようで.....)、私まで、
	緊張が高まってくる次第です。
	でも、さすが、年の功でしょうか、詠いおわった件の吟者は、おもむろに一礼して、
	上手に引き上げていきます。

	見送っている場合ではなく、すでに「82番、Takaさん」の呼び出しと同時に、
	前奏がはじまりました。前に進んで、再び客席(審査員?)に向かって一例。
	マイクを自分の高さにあわせるべく、調整するのですが、これが意外と柔らかく、
	うまく、ポジショニングできないまま、前奏が終わろうとしています。
	しかたなく、ポジショニングをあきらめ、前奏の最後の琴の「ジャラン」という音を
	聞いてから、息を吸って、
	
	「てんかぁ〜〜〜........(起句)#息が少ない...息が切れるぅ...やっと息継ぎ
	  さんすいぃ〜〜〜......#また、息がたらん...やばい..大山のてっぺんで声が引っくり返りそうに...
	  あり〜〜〜............#やっと、一息
	  おのおの〜〜〜........(承句)#ちょっと、伴奏より吟が、早めかなぁ
	  いっぽうの〜〜〜......#ええぃ...ここで時間調整
	  びを〜〜〜ほしいままにす〜〜〜...#やっとテンポがあってきたかなぁ
	  しゅうぅび〜〜〜.......(転句)#ええぃ、もう適当に....
	  しょうしゅうぅに〜〜〜..#ちょっと、つまったかなぁ
	  きす〜〜〜.............#まぁ、やれやれ
	  てんか〜〜〜...........(結句)#ここは下の3の音がちゃんとでるかな...やれやれ
	  さんすい〜〜〜.........#最後の大山...聞かせどころなんだけど...
	  ありぃ〜〜.............#やれやれ.....」
	という結果でした。

	まぁ、私の吟はこんなもんでしょう。
	次の機会には、こんな実況中継をせずに、真剣にやりたいと、思います。
	それにしても、女性は、半分以上が着物で盛装しての出場です。


もどる