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全日本弓道連盟、弓道教本第一巻より抜粋 「会」が完成されると「離れ」が生ずる。「離れ」は発射である。 すなわち体の中筋(なかすじ)から左右に開くよぷに伸張し、気合い の発動とともに矢が離れていく状態をいう。 「会」と「離れ」は、「会者定離」という仏教語から転用されたと云 われるように不離一体のもので、会では力がまとまり、充実して、 一本の矢に移され、「離れ」を生ずるのである。 したがって「離れ」は自然の離れでなくてはならない。 離すのではなく、離されるのでもない。 これをたとえていえば、葉末にたまった雨露が自然に地に落ちる---- すなわち、機が熟して自然に離れるものでなければならない。 注、 一、縦横十文字に組み合った基本体を堅持し、伸合いののち胸の中筋 から左右に割れるように離れなければならない。 弓手の離れ、右手離れ(めてばなれ)、伸合いのない合わせ離れ など手先の技巧で離してはならない。 二、離れは軽妙(軽快にして妙味のある)でなければならないと云わ れている。 軽妙な離れは手先の力では生じない。技の働きと気力の充実によ って気合いの発動により内面的な爆発力によって生ずる。 |
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全日本弓道連盟、弓道教本第二巻より抜粋 自然の離れを体得することは、射を行うものの修行の眼目である。 言葉を換えて言えば、その離れの時機を修練によって体得しなければ、射の 精確向上はあり得ない。 そこで離れの時期として、 一、相応の矢束を不足なく引き納め 二、ねらいも前後上下なく正しく的につき 三、頬付(口割)に高低厚薄なく 四、左手.右手の納まりにも遅速なく 五、伸合いは左手.右手とも矢と一直線に長短なく この五ツが一致することが必要条件で、この一致を欠くとき、大切な離れの 時機をためらうことになり、その結果は自然の離れとなってあらわれない。 (浦上 栄 範士) [教歌] よく引きて、引な抱えよたもたずと、 放れを弓に、知せばしすな(大和流) |
| 1)足踏み | 2)胴造り | 3)弓構え | 4)打起し | 5)引分け | 6)会 | 8)残心(残身) |