村のケーキ屋 デリス(大阪府交野市)

残念ながら閉店されました


さて皆様、今回の商品をご紹介する前に、ひとつ質問です。

「レモンケーキ」、もちろんご存じですよね?

最近スターバックスに「レモンケーキ」の名を語ったニセモノが存在しますが、アレじゃないですよ。

ああ、あの懐かしい昭和を代表するスイーツ、

法事を代表するスイーツ、

レモン・ケーーーキッ!!

注) みやーんパパはレモンケーキに特別な思い入れがある模様




・・・これは失礼、ちょっと取り乱してしまいましたかね。

ですが皆さん、このレモンケーキというスイーツ、ホントに不思議な存在でして、

かつて昭和の時代には
日本中の仏壇に鎮座していたにもかかわらず、

現在その姿を目にすることは
ほとんどないのです!

それだけに、無性に食べたくなった時の禁断症状が尋常ではないワケです。

そんな絶滅危惧スイーツであるレモンケーキ、熱狂的なファンがいる一方、

よく知らないという若い方々もいることでしょう。

レモンケーキの特徴はまず、その包装紙から始まります。

「黄色もしくは銀色」の包装紙に包まれているものが正統な流派です。

そしてその包装紙を開けると、まさにレモンのような形状・大きさのスポンジケーキに、

少しレモン風味を効かせたホワイトチョコがコーティングされていて、
かぶりついた時の幸福感と言ったら
そりゃあもう・・・ふぅ・・・




という感じで、最近またしても禁断症状に悩まされてしまい、

ネットでいろいろ探して辿り着いた「レモンケーキ食べたい」というHPで、

大阪府交野市
(「かたのし」と読みます念のため)にレモンケーキを扱っているお店があると知り、

早速行ってきましたYO。モチロン嫁も子供もほったらかして。


お店の名前は「村のケーキ屋 デリス」

なんともビミョ〜な名前ではありますが、目印となる京阪電車交野市駅までバイクを飛ばし、

そこから東に200メートルほど行くと、あった!デリス発見!!




昭和のケーキ屋キター!!!

もうどこから見ても年期の入った昭和のケーキ屋さんです。

「村のケーキ屋」というキャッチフレーズはダテじゃない。

これなら確実に「昭和のレモンケーキ」が味わえるハズです。早速突入!



店内の雰囲気も、最近よくあるブランドブティックみたいな小生意気なケーキ屋とは違い、

まさに
子供の頃、母に手を引かれて訪れた昭和のケーキ屋の趣き。

30代後半以上の年齢の方は、車飛ばしてでもこの雰囲気を味わってみる価値はあるでしょう。

ちなみに、店内の半分はイートインスペースで、この日もオバチャン軍団がお茶してました。


それでは早速レモンケーキを購入しましょう。
ひとつ150円(税込)なのでお手軽です。

ケーキのショーケースも興味はあるのですが、これからバイクで帰らないといけないので断念。

奥さんとおぼしき店員さんにお金払って訪ねてみると、もう
30年も営業しているのだそうな。

バイクではるばる来たことを告げると、保冷材を入れてくれました。

名残惜しいですが、早くレモンケーキ食べたいので、後ろ髪引かれながら退店。




ぶおーん ←バイクで帰ってる音




さあ、急いでおうちに帰ってきましたよー、早速レモンケーキにかぶりつきますかー!!

デリスさんのレモンケーキは、さすがに昔の包装紙ではなく袋タイプですね。


袋を開けると、レモンケーキ特有のあま〜い香りが漂ってきます。う〜ん、最高。

では、いよいよデリス謹製レモンケーキと、ご対ー面ー!!



うひょ〜、ウマそ〜!!!



まずは一口パクッと・・・うっ、ウマウマ〜!!!

す、すごい!!期待をはるかに超える
濃厚なウマさ!!

実はレモンケーキには、「形だけレモンケーキ」と「レモン風味のレモンケーキ」の2種類があって、

みやーんはどっちかというと「形だけ」派だったのですか、このレモンケーキはスゴい!

デリスレモンケーキはもう、バリバリの
「レモン風味レモンケーキ」であります。

そして「形だけ派」のみやーんがハマってしまうぐらいおいしい!!

レモンの風味だけでなく、ホワイトチョコも、そしてスポンジケーキも、

とてもバランス良く濃厚なので、すんごく
「食べてるなぁ〜」という満足感があります。

レモンは和歌山産のこだわり素材、バターも発酵バターを使用しているなど、

この濃厚な風味にもナットクです。実にウマい。これは確実にハマる。
常連決定〜☆


・・・でしたが、閉店されました。非常に悲しいことですが、新たなレモンケーキの旅に出なければ!