わらべ館 (鳥取県鳥取市)
鳥取県。いいところですよね、鳥取県。
鳥取砂丘とかありますよね。
あと、二十世紀梨が有名ですよね、二十世紀梨。
それから、えー・・・
そんな名物いっぱいの鳥取県に、新たな観光名所が誕生しました。その名も、「わらべ館」。
どういう施設かと申しますと、様々な時代の「おもちゃ」を展示して、子供の遊びという文化を掘り下げたり、
戦前からの童謡・唱歌について展示している、民俗学的な資料館であります。
といっても、全く堅苦しいことはありません。なにしろ、建物も新しいし、オトナ世代が懐かしがる
オモチャもたくさん展示されていて、むしろ親のほうが楽しめます。
久しぶりにヨメやダンナと会話するネタとして、ぜひいかがでしょう。
さてさて、わらべ館の説明ですが、なにしろ鳥取県ですので、皆様お車でご来場されると思います。
大丈夫です。駐車場は本館の隣に併設してあります。ただし駐車場はゲート式になっていて、
ここを出るには、「トークン」と呼ばれる原発の核燃料棒みたいな小さい棒が必要です。
わらべ館に入場する際に、案内係のオネエサンに、「駐車場のトークン下さい」と言って、
この燃料棒をもらっておいて下さい。お帰りの際は、車を駐車場出口のゲートで一旦停止させて、
男性用の小便器みたいな物にこのトークンを放り込んだらゲートが開きます。
このように、初心者にとても親切設計な駐車場が完備されていますので、ご心配なく。
続いて本館ですが、建物は3階建てになっていて、1階から入場したら、
すぐにエレベータで3階に上がって3→2→1階と回覧してまわる「うずしお方式」となっています。
3階では、主に戦後から現在に至る、おもちゃの歴史にスポットを当てています。
おもちゃは戦後のメンコから、超合金、リカちゃん人形、ファミコンからポケモンに至るまで、
とにかく数を集めて実物で展示するという、北原照久が鼻血を出しそうなスペースになっています。
この展示物は、結構な物量ではありますが、「ヒーロー」「夢」「乗り物」など、
テーマごとにブースを分けて展示してあるので、とても分かりやすく工夫されています。
そんな中で、みやーんをとにかくくすぐってくれたのが、「駄菓子屋」というブース。
戦後の駄菓子屋をモチーフにしたこのブースは、ハッキリ言って見どころ満載!
なにしろ、こんな具合でして・・・
鉄人28号ドドー
宇宙停留場〜うてぃう〜
かいずぃん20めんそう。隣はとぅるたこーずぃ。
駄菓子屋ブースで笑い転げたみやーんに、ナント、更なる試練が待ち構えていました。
3階の一番奥にある一角に、なにやら不可思議なジオラマが。
このジオラマ「ステーションビーナス」は、未来の宇宙ステーションをジオラマで制作したものだそうです。
さらに、一定時間おきに、仕掛けが動き出すらしいのです。
仕掛けジオラマと聞いては、見ずに帰るワケにはいきません。
固唾を飲んで見守っていると、照明が暗くなり、説明アナウンスと共に、
いよいよステーションビーナスが動き出しました。
一体どんな壮大な仕掛けがあるのかと見ていると、
真ん中のドームがパカッと開いて、
中からピンク色のヘアカーラーが伸びてきて、
ヘアカーラーが元の位置に戻って、
ドームが閉じて、
終了・・・・・
な
ん
じゃ
こ
りゃ
???
なんて言うか、最初に見た時ね、自分の解釈が間違ってるんじゃないかって、
思わず自分を責めてしまいましたよホント。
あまりにすごかったのでもう1回見たんですけど、もうね、笑いで体がブルブル震えてるの。
ヘアカーラーのアップを撮影したんですけどね、
笑い震えて手ブレしてやがんの(笑)
最高ですよステーションビーナス!これの為だけに片道5時間かけて後日また行ったんだから。
皆さん、絶対に見逃しちゃダメですよ。ホント最高だから。
てなワケで、わらべ館の神髄は3階に集約されているのですが、補足説明しておくと、
2階は、子供が触って遊べる知育展示スペースです。
1階はそこそこ凝っていて、昔の木造校舎の教室を再現した展示スペースになっています。
ここは童謡・唱歌、特に鳥取に縁のある作詞家作曲家にスポットを当てています。
出口近くでは、子供アニメの主題歌を選んで聴けたりする楽しいコーナーもありますので、
小さい子供さんもちゃんと楽しめますよ。
さほど期待せずに訪れたわらべ館ですが、みやーんのような黒いオトナもしっかり楽しめますので、
こんなくだらないページを読んでる皆様も、ぜひ一度足を運んでみて下さい。