知る人ぞ知るの懐石料理店が新大宮から奈良町に移り、木の香も清々しく席数も増えての開店。
狭い間口から誘われて戸を引き、奈良らしい奥行き深い店内に歩みを進めると、まずは檜一枚板のカウンター、奥にはテーブル席、さらには座敷が3室も続くという具合です。肌のあたりもやわらかなカウンターに座れば仕立てられていく料理の技も楽しみのうち。

金沢随一という料理店で修行をした店主が「おいしいものを、おいしいようにお出しするだけ」とはなかなかの言。

何気ない一品にきちんとした味のしつらいが行き届くのは嬉しいこと。つてがあればこその北陸の食材と腕とセンスが響き合っての料理は目に彩 、口に美味。素直な心意気が料理に生きるとっておきのお店です。
昼は3,500円から、夜は7,000円から。予約をしてからお出かけください。
|