安産子授けで有名な帯解寺御用達のお寿司屋さんには、ここならではの子宝寿司弁当が評判です。帯解寺は、文徳天皇(850〜857)皇后藤原明子(あきらけこ)がここの地蔵に祈願して惟仁親王(清和天皇)を無事出産したといい伝えられていますが、その祈願の折、皇后は羽二重の白絹、瑞祥となる昆布、数の子、子安貝、海老、銀杏などの山海の幸を、金繍が目にも綾なふくさで包んで献上されたといいます。 その故事にならって、白米を白絹に、山海の幸そのままをちらし寿司の具に、薄焼卵を金糸のふくさに見立てて、ねんねこ風にくるみ、腹帯と見立てた海苔が巻かれたもの。これを帯解寺に持って行って祈願していただき、夫婦で食べるのだそうです。行楽のお弁当にも楽しそう。子授けだけでなく、子供たちと一緒に、生まれるまでのこと、赤ちゃんのころの話などしたら、素敵な野遊びになるでしょう。
1個500円、箱入り2個1100円 要予約。
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