万葉の故地として知られる吉野宮滝で代々醤油醸造を営む宮滝醤油店は、昔ながらの手作りを今
に伝え継いでいる老舗です。
年に一度、1月から2月の寒の頃に集中して仕込みを行います。これは空気中の雑菌が少なく、良い麹を作るのに適しているからだそうです。百年も使われている吉野杉の大樽は今も現役、ここに住み着いた菌が活躍して独得の味と香り、コクと旨味を調合しているのでしょうか。
発酵も自然の気温の中ですから、年によって味に微妙な差も生まれます。 天然本醸造(900・瓶入り750円)はもとより、通常1年で絞る醤油に再度麹を仕込に更に1年寝かせた「舌つづみ」 (600・1100円)の深い味わいは忘れられません。 醤油の元である味噌ももちろん手作り(500・400円から)。
リユースできる瓶だけを使い続けているという姿勢にも拍手。全国発送、予約すれば工場見学にも応じてくだざいます。宮滝を訪ねた折りにはぜひ立ち寄ってみてください。
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