シックハウス問題に対する汚染濃度低減化対策について
2002年10月20日
CSN #248
シックハウス症候群については、これまで幾度か概説してきましたが、その最大の原因と考えられている室内空気中の化学物質に対する汚染濃度低減化対策については、これまで本サイトで概説しておりませんでした。シックハウス問題が社会的に大きくなるにつれ、各方面または各地でさまざまな取り組みが行われておりますが、その対策については慎重に検討しながら進めていかねばならず、一筋縄にはいきません。シックハウス症候群への対策は、個々のケースに応じた状況解析を行い、それぞれに応じた取り組みを行う必要があります。
しかしながら、その汚染濃度を低減化させる対策に関して総括した資料があれば、個々の取り組みに対する検討項目や注意点を把握するうえで、参考にすることができるでしょう。
そこで2002年3月に、総説として、この対策に関する研究動向をまとめたことがありましたので、ここに紹介いたします。この総説は、以下のサイトにリンクしており、セミナー向けにプレゼンテーションした資料に対してもリンクしました。ただし、あくまで室内空気中の化学物質の汚染濃度低減化対策という観点で、ご参考下さい。
東 賢一
総説「シックハウス問題に対する汚染濃度低減化対策に関する研究動向」2002年3月20日
内容
1. はじめに
2. 厚生労働省の室内濃度指針値
3. 室内空気中の汚染濃度低減化対策におけるアプローチ
1) 換気による化学物質の排出
2) 汚染源の推定及びそのコントロールと除去
3) 分解/除去手段の使用(ベイクアウト、空気清浄機、吸着/分解剤)
4. まとめ
<参考文献>
*他のサイトと同様に、本総説及びプレゼンテーション資料の全体または一部の無断転載を禁じます。必要な方はご一報下さい。