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国民総背番号と個人識別番号


 2月20日の産経新聞(夕刊)は、「『個人識別番号法案』閣議決定」という見出しで、次のように報じていました。
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 政府は14日、国民一人一人に番号を付けて納税記録や社会保障情報を管理する共通番号
「マイナンバー」制度を導入するための「個人識別番号法案」を閣議決定した。政府は平成26年6月に番号を交付し、27年1月の利用開始を目指す。個人情報保護に向け、行政組織などを監視する第三者機関の設置や情報漏洩(ろうえい)に対する罰則も盛り込んだ。
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 かつて自民党政権の時に、同じように全国民にコード番号を付するという提案に対して、当時のマスコミや多くの野党の政治家は、
「国民総背番号」と呼んで強力に反対していました。今でも「住基ネット」に参加しない自治体もあります。
 旧社会党の流れをくむ民主党政権には、反対した人たちが少なくないと思います。

 その「国民総背番号」と、今回の
「個人識別番号」とは、どこがどう違うのでしょうか。たぶん何の違いもないと思います。当時、「国民総背番号」に反対した人たちは、その誤りを認めるべきだと思います。

 今回の産経新聞の記事には、下記のような漫画が添付されていますが、見当違いも甚だしく、
「国民総背番号」に反対する人たちの愚劣さを象徴しています。


平成24年2月20日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ