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JR北海道の腐敗に沈黙を守った日本のマスコミは韓国以下


 300人の犠牲者を出した、4月16日の韓国の旅客船「セウォル号」の海難事故と、その際の船長以下乗組員の無責任ぶりが明らかにされ、内外から非難が集中しています。

 私はここで日本の交通機関の事故として、
JR北海道の無責任ぶりを想起せざるを得ません。長きにわたり、恒常的にレールの異常を知りながら放置して、その結果何件もの脱線事故を引き起こしただけでなく、さらに事故後報告書を改ざんして、怠慢・手抜きの発覚を免れようとした罪は、犠牲者の数こそ少ないものの、決して軽くありません。

 しかし、更に問題なのはその後の対応です。今回の韓国の事故では、当然のことですが、責任を疑われるものは、直ちにその氏名が明らかにされ、身柄を拘束されて取り調べを受けています。

 一方、JR北海道の場合は、法人としての責任が追及されるだけで、具体的に不正や犯罪行為を犯した者の
氏名が不明であるとして、一切明らかにされることなく、また罪に問われることも処分されることもなく、実行者不明のままで処理されようとしています。
 これらの推移に対して、
マスコミは沈黙するのみです。

 これが
健全な社会のあり方でしょうか。JR北海道は腐った組織と言わざるを得ません。また、沈黙を守ってこれを容認している日本のマスコミは、JR北海道の労組と癒着していると考えられ、マスコミのクズと言うほかはありません。
 この点では、日本の社会は明らかに韓国以下です。

平成26年4月20日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ