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共産党に“安倍4選”を批判する資格があるのか −与党議員による野党党首に対する代表質問・追及を実現し、一方通行の議論は止めるべき−
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安倍総裁の4選に賛否 参院選の結果踏まえ今後議論も
2019年3月13日 6時33分 NHK


 安倍総理大臣の
自民党総裁としての任期について、二階幹事長は12日、延長して4期目に入ることも十分ありうるという認識を示しました。一方、ポスト安倍を目指す議員の派閥からはけん制する声や、野党側からは批判などが出ていて、今後、夏の参議院選挙の結果なども踏まえ議論になることも予想されます。


 去年の自民党総裁選挙で3選を果たし、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の総裁任期の延長について、二階幹事長は12日記者会見で「安倍総理大臣は党員の期待に応え、しっかり頑張っており、十分ありうる」と述べ、延長して
4期目に入ることも十分ありうるという認識を示しました。

 これについて党内では「早期に
4選への流れを作ろうとしているのではないか」という見方がある中、「安倍総理大臣は実績があり、余人をもって代えがたい」などと、4選を支持する意見も出ています。

 一方、ポスト安倍を目指す岸田政務調査会長は「明らかなのは、今の自民党の党則では、総裁は
連続3期までということだ」と指摘したほか、石破派などからは「4選は、国民の支持を得られない」などと、けん制する声も出ています。

 また野党側は、立憲民主党の福山幹事長が「気が早く、さっぱり分からない。ポスト安倍は、枝野代表だ」と述べたほか、国民民主党の榛葉参議院幹事長が「早い。『そらないだろう』という人が普通出るもので、
何のためのルールか」と指摘しました。

 さらに
共産党の小池書記局長が「悪夢で、4選など論外だ」と批判したほか、日本維新の会の馬場幹事長も「党の人材不足を痛感しているのでは」と指摘しました。

 安倍総理大臣の
4選には「連続3期まで」となっている党則の改正が必要で、今後、夏の参議院選挙の結果なども踏まえ議論になることも予想されます。
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共産党の小池書記長が安倍4選を、「悪夢で、4選など論外だ」と批判していますが、日本共産党の党首(委員長)の志位和夫は、2000年11月24日の 第22回党大会以来、18年以上も党首の地位にあり、現在も任期中ですが、彼がいかなる選挙によって何回選任されたのか、任期は何年かなどの詳細は不明です。

 そのような政党の書記長に、
自民党の安倍総裁の党規改正による総裁4選論を比判する資格があるのでしょうか、NHKの取材記者はなぜその場で小池書記長の矛盾を追及しなかったのでしょうか、ジャーナリストとしての役割を全く果たしていません。

 この報道に限らず、日本の政治の議論は常に
野党による政府(与党)批判だけの一方通行です。政府・与党は攻撃されるだけで、野党を攻撃することが許されておらず、国会において与野党間の健全な議論が実現していません。
 マスコミも同じであり、与野党に対して
公平な報道をしていません。これが野党の無責任と、与党の事なかれ主義を助長し、揚げ足取りに終始する低次元の論戦が蔓延している原因です。

 国会は
一方通行の議論を止め、与党議員による野党党首への質問と野党党首の答弁を実現すべきです。それが議論の活性化ひいては政治の健全化を促します。

平成31年3月16日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ