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免許証の西暦採用(元号併記)は元号廃止の第一歩、「西暦併記」と平気で嘘を書く(大衆蔑視の)読売新聞

 4月25日の読売新聞は、「運転免許令和表記5日から 県警
西暦も併記」と言う見出しで、令和への改元に伴い、茨城県で免許証の表記が下記のように変更になることを報じていました。
(同様の報道は福島県(4月20日)、群馬県(4月21日)でもされています)
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運転免許令和表記5日から 県警
西暦も併記
2019/04/25 05:00 読売


(上)現行の免許証と(下)新免許証(県警提供)

 5月1日の改元に伴い、県警は運転免許証の
有効期間の表記を、同5日に運転免許センター(茨城町)で交付する分から「令和」とすると発表した。外国人が増えたことなどを受け、西暦の併記も同時にスタートさせる。

 県警によると、現行の免許証は有効期間が「平成」と元号のみで表記されているが、新免許証は
西暦の後に括弧書きで令和と表記される。5日の運転免許センターの日曜窓口から新免許証の交付を開始。警察署では7日からの交付となる。

 県警は令和の免許証を求める人で窓口がしばらくは混雑するとみて、時間に余裕を持った来所を呼びかけている。
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 記事では今回の改元後は、「
外国人が増えたことなど」を理由にして、有効期間の表記を「西暦を併記」すると報じていますが、写真を見ると、「2024年(令和06年)02月01日まで有効」となっています。記事でも「新免許証は西暦の後に括弧書きで令和と表記される」となっています。
 これは「
有効期間は西暦で表記されていて、元号が(括弧書きで)併記されている」と言うべき状態です。「西暦を併記」と言うのは、明らかにです。これは実質的な「元号廃止」を意味する重要な変更です。
 いくら
在日外国人が増えたからと言って、それを元号廃止の理由にするのは無茶苦茶です。

 それにも拘わらず読売新聞はなぜ、「西暦を併記」と事実でないことを書いたのでしょうか。それは元号廃止という反対が予想される大問題を、
こっそりと進めたいという政府の方針を受けたものだと思います。

 すべてが公開が大原則である民主政治への背信的行為であり、マスコミ企業の
読者(顧客)への背信行為であると思います。

令和1年5月8日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ