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日本色(仏教色)を避けるNHK(日本避日協会) −「祈りをささげました」ではなく、「冥福を祈りました」と言うべき−

 4月16日のNHKニュースは「熊本地震3年 南阿蘇村で夫婦追悼の
祈り」と言うタイトルで、次のように報じていました。
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熊本地震3年 南阿蘇村で夫婦追悼の祈り
2019年4月16日 11時50分熊本地震 NHK



 3年前の4月16日未明に起きた熊本地震の本震では、熊本県南阿蘇村の立野地区で大規模な土砂崩れが起きて、自宅にいた片島信夫さん(69)と利榮子さん(61)の夫婦が亡くなりました。3年となる16日、自宅があった場所に地元の住民らが集まり、夫婦の死を悼んで黙とうし、
祈りをささげました。

 村によりますと、立野地区の人口は、地震の前、360世帯880人でしたが、地区の外に避難を余儀なくされ、現在は当時のおよそ4割の158世帯に減っています。

 被災当時の区長の山内博史さん(65)は、片島さん夫婦の慰霊と復興への決意を伝えるため、毎月16日に現場を訪れています。

 山内さんは「犠牲者が出たことや地区の住民が命からがら逃げたことをこの3年間で誰も忘れていないと思う。災害を風化させないためにも足を運び続けたい」と話していました。
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 この種のNHKのニュースでは、NHKは必ず、
「祈りをささげる」と言いますが、非常に違和感を感じます。それはキリスト教徒に言う言葉で、普通の日本人(仏教徒)には「冥福を祈る」と言うべきだと思います。写真の4人全員が手を合わせ、その内2人は数珠を手にしており、おそらく4人とも仏教徒(ごく普通の日本人)であると思います。

 そうした場面で、
「祈りをささげる」と報じるのは、「非日本人的、キリスト教的」な言い方で不自然であり、NHKの「避日」的性向が露呈していると思います。

平成31年4月16日(令和2年3月12日掲示板807より転載)
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