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自民総裁選、NHKが選挙期間中に「ネット」上の「高市候補の支持急拡大情報」を報じなかったのは“情報操作”
9月29日の自民党総裁選挙の当日、NHKのテレビニュースは下記の様な映像で、選挙に関する「ネット」の動向を分析する報道をしていました。
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以下これに関しての自問自答です。
(自問 茶色字)
日頃、「差別、中傷、名誉毀損」等の、ネガティブな事件関係以外の「ネット」上のやりとりは、ほとんど無視するNHKが、自民党総裁選挙に関して、第1回投票の後、決選投票前のこのタイミングで詳細を報じたのはなぜでしょうか。
(自答 黒字)
各候補者についてNHKを含む、新聞・テレビが報じたことと、「ネット」で報じられ話題となっていることに、極端な違いがあり、さすがのNHKも無視するわけにはいかなかったのです。
NHKはなぜ詳しく報じたのでしょうか。
重要であると判断したからです。
重要ならなぜ選挙運動期間中、投票締め切り前に報じなかったのでしょうか。
本来であれば投票日当日ではなく、選挙運動中に報じるべき事ですが、投票日以前に報じると、当落に影響するので、それを避けるためと言う口実で投票終了後にしたのでしょう。
なぜ、第1回投票終了直後に報じたのでしょうか。
余り日が経過してからだと、タイミングを失い、なぜもっと早く報じなかったのかと批判されるからです。だから投票締め切り直後を選んだのです。
決選投票前に報じれば決選投票には影響が出ますがそれは良いのですか。
決選投票は議員だけで、大方の議員は「ネット」の状況は既に熟知しています。隠していても影響は少なく、隠して効果があるのは、「ネット」に触れていない高齢者党員などだけです。
報道は多かれ少なかれ当落に影響を及ぼすもので、それを避けていたら報道は出来ません。当落に影響を及ぼすのを避けるためと言うのは口実で、本当はネットの状況を報じることが高市さんを押し上げる結果になるのを避けるためではないのですか。
その通りです。
投票に影響がある事をすべて隠したら、意味のあるニュース報道は出来ません。今までも投票前に、政党・候補者の優劣は報じていたはずです。
選挙の形勢について報じるとすれば、優位な者は優位であると、劣勢な者は劣勢であると報じることになりますが、調査結果等に基づいて事実を報じることは、視聴者・読者に必要・有益なことです。理由もなく何か(高市候補への支持が急拡大していること)を無視したり、(河野候補の実勢を)優勢に誘導したりすることは許されません。それは「情報操作」です。
令和3年10月2日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ