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“内鮮一体化”を想起させる、NHKの“韓国の国内ニュース”報道

 12月2日のNHKテレビニュースは、「韓国 物価上昇10年ぶり高い伸び率に 影響はキムチづくりにも」と言うタイトルで、次の様に報じていました。
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韓国 物価上昇10年ぶり高い伸び率に 影響はキムチづくりにも
2021年12月2日 11時12分 NHK





 世界的に物価の上昇が続く中、韓国でも、11月の消費者物価指数が前の年と比べて3.7%上昇し、ほぼ10年ぶりの高い伸び率になりました。
物価高の影響は
キムチづくりにも及んでいます。

 韓国統計庁が2日公表した11月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて3.7%の上昇と、ほぼ10年ぶりの高い伸び率になりました。

 物価高が続く韓国では、11月から家庭や食堂で
キムチを大量に漬ける「キムジャン」の季節を迎えていますが、白菜が大きく値上がりし影響が出ています。

 農業団体によりますと、
白菜は天候不良などによる生産量の減少に加え、国際的なエネルギー価格の高騰やディーゼル車に必要な尿素水の不足で物流コストが増え、卸売価格が去年の同じ時期の1.5倍以上になっています。

 ソウル近郊のインチョン(仁川)にある食堂では、11月末、近所の人も手伝って
「キムジャン」を行いましたが、白菜の値上がりで仕入れる数を去年の半分に抑えたということです。

 食堂を営む女性は「材料の
白菜大根などはどれも高く、これ以上値段が上がればさらに量を減らすしかない」と話していました。

 韓国ではことしに入って、生鮮食品のほかインスタントラーメンやパンなどの加工食品も相次いで値上がりし、家計の負担が増えていて物価上昇の影響が広がっています。
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 韓国内の
キムチの動向は、日本国民にとって重大関心事ではありません。“お隣の”韓国に親近感を抱いている日本人が多数ならともかく、今時そんな人はほとんどいませんから、今や日本人にとって最低の国となった韓国に関するこのようなニュース報道は、多くの日本人の“違和感”を刺激します。

 
キムチが値上がりしたかどうかなどは、全くの韓国の国内問題であって、日本の全国向け定時の5分間のテレビニュースで報じる内容ではありません。しかも放映された1分10秒の時間はかなりの長時間です。

 先に、「A219 NHKのテレビニュースでは、どうでも良いような韓国の国内ニュースが多すぎる。 −韓国に異常反応するNHKの番組制作者−」でも、日本の
「大学入学共通テスト」にあたる、韓国の「大学修学能力試験」についての話題や、「韓国の兵役法」が改正され、芸能人BTSメンバーの入隊延期の可能性があることを報じる、NHKのテレビニュースの異常さを指摘しましたが、NHKニュースではこの種の「単なる韓国の国内ニュース」の登場が珍しくありません。NHKの“親韓ぶり”は異常です。

 これらの報道は一種の
“内鮮一体化”志向を感じさせます。彼ら(NHKの職員)が本国の(或いは日本国内の)韓国人が嫌うニュースをわざわざ報じるとは思えませんので、NHKの報道ぶりは彼ら(韓国人)の表面上の反日とは裏腹の、無意識の“内鮮一体化”願望を示唆していると思います。
 未だに続く韓国内の
“日韓海底トンネル建設議論”も同一線上の現象です。

 日韓併合が
76年前に終了し、日本は韓国人にとって「外国」であり、自分たちが“憎み続けている”はずの外国であるにも拘わらず、親近感と“誤解”されかねない反応を示し続けているのが現実の一端です。甘ったれはいい加減にしてほしいものです。

令和3年12月5日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ