洋上風力発電に関する秋本真利議員の当時の国会質問を、ＮＨＫ他の新聞・テレビはなぜ何も報じていなかったのか
８月５日のＮＨＫテレビニュースは、「自民 秋本衆院議員 入札手続きやり直し 国会で繰り返し求める」と言うタイトルで、次の様に報じていました。
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自民 秋本衆院議員 入札手続きやり直し 国会で繰り返し求める
2023年8月5日 6時28分 ＮＨＫ
A257-３
赤線は安藤による
洋上風力発電をめぐり、賄賂を受け取った疑いがあるとして事務所が捜索を受けた自民党の秋本真利衆議院議員が、すでに公募が始まっていた秋田県沖のプロジェクトについて、入札の評価基準を見直した上で手続きをやり直すよう国会で繰り返し求めていたことがわかりました。秋本議員に資金提供していた風力発電会社はこのプロジェクトへの参入を希望していて東京地検特捜部は国会質問の詳しい経緯を調べているものとみられます。
政府が導入拡大を目指している洋上風力発電をめぐり、自民党の秋本真利衆議院議員（47）が東京の風力発電会社「日本風力開発」側から多額の賄賂を受け取った疑いがあるとして、東京地検特捜部は4日、収賄の疑いで秋本議員の事務所などを捜索しました。
「日本風力開発」は、政府が第1ラウンドとして3年前からおととしにかけて入札を実施した秋田県沖の2つの洋上風力発電プロジェクトへの参入を目指していましたが、いずれも圧倒的に低い供給価格を示した同じ大手商社を中心とする企業連合が受注したため、落札することができなかったということです。
関係者によりますと会社は、第2ラウンドとして公募された秋田県沖の別の海域で行うプロジェクトへの参入も目指していましたが、第1ラウンドの結果を知った秋本議員が、すでに公募が始まっていたこのプロジェクトについて、入札の評価基準を見直した上で手続きをやり直すよう、国会で繰り返し求めていたことがわかりました。
この国会質問のあとの去年3月、政府はプロジェクトの公募を停止し、多様な事業者の参入を促すためなどとして新しい評価基準に見直した上で去年12月に改めて公募していました。
特捜部は秋本議員が国会で日本風力開発が有利になるような質問をしていたことから、多額の資金提供は国会議員としての職務に関する賄賂に当たる可能性があるとみて国会質問の詳しい経緯を調べているものとみられます。
一方、日本風力開発の社長の弁護士は「秋本議員側に賄賂を贈った疑いがあるという指摘は全く事実と違う」などと主張しています。
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ＮＨＫは報道の中で、「秋本真利衆議院議員が、すでに公募が始まっていた秋田県沖のプロジェクトについて、入札の評価基準を見直した上で手続きをやり直すよう国会で繰り返し求めていたことがわかりました」と言っていますが、なぜそれを今になって報じるのでしょうか。
秋本議員がいつ国会で質問したのかは、この報道では明確ではありませんが、「国会質問のあとの去年3月」とある事から、早くても去年３月以前のことである事が分かります。
今から見ればかなり以前のことです。そして国会での質問なのでＮＨＫ他のマスコミは、当時の質問とそれに対する答弁の内容を当然知っていたはずです。
質疑の場となる国会の会議場には「記者席」があり、公営放送局であるＮＨＫの放送記者は必ず在席していたはずです。
そしてこの質問は国会議員である秋本議員の選挙区の千葉県とは何の関係もない質問であり、しかも既に実施されていた入札手続きの見直しを求めると言うかなり異常な質問でした。普通の記者ならば当然異常を察知して関係者に取材して報道すべきでした。
ところがＮＨＫは何も報じませんでした。秋本議員により国会質問が行われていた時に、新聞・テレビはなぜ異常な質問について何も報じなかったのでしょうか。重大なミスです。上記の映像はＮＨＫが取材した映像かと誤解しやすいものですが、「衆院のホームページ」から転載したものです。
このようなＮＨＫの“ミス”は、単純なミスでは済まされないものを含めて、他にもたくさんあるのではないでしょうか。ＮＨＫは日頃どうでも良いような事を長々と報じる事が目に付きます。その陰で大事な事（例えば中国・韓国が日本人に知られたくないことや、戦後のアメリカの対日基本政策に関する新事実など）が見過ごされている（隠されている）実態があるのでは無いでしょうか。それが一番問題です。
令和５年８月９日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ