A272
自民党総裁選挙は無記名投票ではなく、記名投票とすべき
石破候補の自民党総裁当選(首相に直結)には、国民の否定的反応が少なくない。なぜ1位と2位が逆転したのか。この総裁選挙は総理大臣選出に直結するもので、国会議員(公職者)が投票する“公職選挙”であり、そのような選挙は無記名投票ではなく、記名投票とすべきである。
有権者である国会議員は、一個人としてではなく、選挙区の国民(党員)の代表として投票するのであるから、その判断は選挙区の有権者(党員)の多数意見を尊重して為されるべきであり、議員の判断が支持できるものか否かを選挙区の有権者は知る権利があり、次回の国政選挙に於いて賛否を問われる必要がある。
有権者は候補者に関して必要・十分な情報を得る必要があり、マスコミ等はその情報を選挙区の有権者に提供する義務がある。総裁(首相に直結)の選任選挙に当たり、どの候補者に投票したかは重要で必要・不可欠の情報であり、これを報じない自民党(公党)・マスコミは、民主主義(国政選挙)の機能不全(派閥の暗躍)の原因であり、「政治資金云々」よりも遙かに重大な問題である。