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 自民党総裁選、石破候補が決選投票で逆転勝利 この経緯を報じる記事を見ると、派閥解消はどこへ行ったのかと言わざるを得ない。 -早期総選挙を画策する岸田、石破は悪党-

 9月28日の読売新聞は、「『反高市』」票流れる 石破新総裁 決選、岸田・菅氏が支持
2024/09/28 05:00 読売」と言う見出しで、次の様に報じていました。
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[スキャナー]「反高市」票流れる 石破新総裁 決選、岸田・菅氏が支持
2024/09/28 05:00 読売

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 自民党総裁選の決選投票で、石破茂・元幹事長は、党内随一のタカ派である高市経済安全保障相の政策を懸念する議員から支持を集め、逆転勝利をたぐり寄せた。岸田首相と、麻生副総裁・茂木幹事長が両陣営に分かれるなど、議員票の争奪戦は激しさを極めた。(政治部 中田征志、太田晶久)

麻生・茂木氏と分かれる 
■誤算
 「私もこの仕事を38年やっているが、こんな総裁選は初めて経験した」
 石破氏は新総裁選出後の記者会見でこう逆転劇を振り返った。

 石破陣営の基本戦略は1回目の投票では党員票でトップに立ち、「地方の声」を背景に決選投票で国会議員の支持を呼び込むことだった。

 しかし、その思惑は外れた。石破氏の党員票は108票にとどまり、高市氏の109票に1票差で首位を許した。議員票は石破氏が46票で高市氏は72票。合計で181票対154票の結果が発表されると、石破氏はぼうぜんとした表情で黙り込み、高市氏は満面の笑みを浮かべた。

 もっとも、決選では石破氏の議員票は189票と大幅に伸び、高市氏をかわす結果になった。

 決選で石破、高市両氏の勝ち残りを予想し、先に仕掛けたのは、麻生派(54人)を率いる麻生副総裁だった。26日夜、麻生氏は派閥として決選では高市氏を支援する意向を所属議員に伝えた。

自民党の両院議員総会で石破新総裁(手前)に
拍手する岸田首相(中央)。左から3人目は麻生副総裁(27日、党本部で)

 石破氏は麻生氏にとって、麻生内閣時代に退陣を迫られた因縁があり、関係は疎遠だ。気脈を通じる茂木幹事長とも25日に「反石破」での連携を確認し、茂木氏が率いた旧茂木派の一部も取り込んだ

 麻生氏には、党内支持が高市氏に傾くきっかけを作り、主流派の立場を得る思惑もあったとみられる。麻生氏は26日、岸田首相に電話をかけて「また麻生、茂木、岸田の三頭政治で行きましょう」と打診した。

■危機感
 一方、岸田首相は支持拡大の勢いがある高市氏に危機感を強めていた。高市氏は首相就任後の靖国神社参拝などを公言しており、外交重視の首相にとって、中国や韓国との関係を決定的に悪化させる事態は看過できなかったためだ。

 「うちはちょっと選択肢は広いですよ」。麻生氏の電話にそう応じた首相は、「高市氏はだめだという方針は明らかにしなければいけない」と周囲に語り、旧岸田派幹部らは27日朝、同派議員に電話で「決選は高市氏以外」の方針を指示した。

 菅前首相も自らを支持する無派閥議員や、関係の近い旧二階派の武田良太・元総務相らとともに石破氏支持に回った。菅氏は2021年の前回総裁選で石破氏、小泉進次郎・元環境相とともに、出馬した河野デジタル相を支えた経緯がある。

(中略)

党内根強い早期解散論 
 衆院議員任期の満了が来年10月に迫る中、石破氏は衆院解散・総選挙に踏み切る時期についての判断を迫られる。自民党内には、総裁選で盛り上がった勢いをそのまま衆院選に持ち込むべきだという早期決戦論が根強い。

(中略)

 岸田首相は2021年9月の前回総裁選で勝利すると、所信表明演説と各党との代表質問を終えた後、衆院を解散。投開票まで17日間の「戦後最短日程」で勝利を収めた。

 読売新聞社の今年9月の世論調査では、自民支持率は31%で、7月調査の24%から大幅改善した。閣僚経験者は「21年を再現するのがベストで、先送りしても何も良いことはない」と指摘した。
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 この記事を見ると、派閥解消はどこへ行ったのかと言わざるを得ない。
「投開票まで17日間の『戦後最短日程』で勝利を収めた」岸田首相の勝利の再来を狙うとは、ボロが出ないうちに選挙をやってしまおう」という、有権者、民主主義を愚弄する態度だ。選挙運動期間最短とするのは、有権者判断の暇を与えないことが目的だ。
 石破達は現状が
虚栄であり、この先は下り坂しかない事を確信しているのだ。この先が上り坂だと思っていれば、選挙を急ぐ必要は無い。岸田、石破は悪党と言うほかは無い。

令和6年9月29日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ