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兵庫県知事を巻き込んだ、“パワハラ事件”の本質は決して「パワハラ」、「個人情報の漏洩」ではない。本質は「兵庫県政の闇」である -県民(有権者)の意思を無視して知事に辞職を迫る読売新聞の正体-
5月29日の読売新聞は、「兵庫漏えい問題 告発者の人格を貶める卑劣さ」と言う社説で、次の様に論じていました。
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社説 兵庫漏えい問題 告発者の人格を貶める卑劣さ
2025/05/29 05:00 読売
知事のパワハラ疑惑を告発した県職員の私的な情報が外部に流出し、その漏えいを指示したのが知事本人だった疑いが強まっている。
告発者の人格を 貶 おとし め、告発が虚偽だと印象づける狙いがあったのなら、卑劣極まりない。公益通報制度の根幹を揺るがしかねず、知事の責任は免れない。
兵庫県の斎藤元彦知事に関する内部告発問題で、県の第三者委員会は、告発した前県西播磨県民局長の男性の私的情報を、前総務部長が県議3人に漏えいしたと認定する調査報告書を公表した。
第三者委の調べに、前総務部長ら複数の幹部が「知事から『情報共有しておいたら』と指示を受けた」と証言しており、報告書は「漏えいは斎藤氏の指示だった可能性が高い」と結論付けた。
斎藤氏は記者会見で「指示していない認識だ」と否定したが、問われているのは「認識」ではなく「事実」だ。事実を認めたくないという姿勢ばかりが目立つ。
告発内容とは無関係の、告発者自身の私的情報を県議会に漏えいさせたことは、議会への根回しという形で「告発者潰し」を狙ったとの見方が強い。前局長はその後、死亡した。自殺とみられる。
これまでも斎藤氏は、人ごとのような対応を繰り返し、責任逃れに終始してきた。
前局長が告発した内容の事実関係を調査した別の第三者委から、知事のパワハラを認定され、内部告発への対応について「違法」「不適切」と指摘された際も、県の対応は適切だったと強弁し、自身への処分は行わなかった。
公益通報制度に関する斎藤氏の発言について、消費者庁が「公式見解と異なる」と苦言を呈した時も、「一般的な法解釈のアドバイスをいただいた。重く受け止めたい」と述べるにとどまった。
今回、情報漏えいについて「組織の責任」という形で、自身への処分と前局長の遺族への謝罪を検討すると述べたが、漏えいへの自身の関与は認めていない。それでは、遺族は到底納得できまい。
県政の混乱は一向に収まらない。兵庫県では昨年度、知事部局の退職者が100人を超えた。県は転職市場の活性化を理由に挙げるが、斎藤県政に見切りをつけた人も少なくないのではないか。
斎藤氏が知事の任に値しないことは明らかだ。いつまで問題の深刻さから目を背け、居直り続けるつもりなのか。自ら進退を決しないのであれば、県議会が改めて辞職を迫ることも選択肢だろう。
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5月28日の別記事「[スキャナー]兵庫漏えい、『知事の指示』
複数証言…『議会に根回し』を第三者委が認定」より転載
兵庫県知事を巻き込んだ、この事件の本質は何か。決して「パワハラ」、「個人情報の漏洩」ではない。本質は「“パワハラの”原因?」である「兵庫県政の闇」であるが、マスコミは決してその内容・本質に触れず、付随事件に過ぎない“パワハラ”、“誹謗・中傷”に的を絞って、具体的な内容の説明のないことを言って知事攻撃の大騒ぎをしているだけである。
上記の記事の図を見ても、一連の騒ぎの基点である“兵庫県政の闇”とそれを改めようとした斎藤知事の県政については、全く触れておらず、それを妨害するための“内部告発”だけを執拗に報道すると言う、事件の全容(本質)をひた隠しにしている報道である。
自殺した2名はなぜ自殺したのか、自殺である事さえ曖昧にされているのはなぜか。事件の本質がバレてしまうからだ。パワハラと言われるほど、知事が厳しく叱責したのはなぜか。それほど悪質な事件だったという事だ。おそらく2名ともパワハラぐらいで自殺する人物でない事は、周辺の人物達を取材すれば容易に分かることなのだ。
自殺と結論が出たわけでも無いのに、なぜ“遺族”は知事に謝罪を求めるのか。
公用パソコンに私事を記録・保存するなどは悪質な“私物化・公私混同”であり、保護に値しない。
彼らは批判・追及を逃れるために“公益通報、内部告発”を行い、知事を逆襲し話しのすり替えをしているのでは無いのか。これは“クーデター”と言っても良い状況では無いのか。公益通報に公益はあったのか。“私益”だけでは無いのか。だからマスコミも第三者達も肝心な本質に触れず、それを回避(隠)して“パワハラ、漏洩、誹謗、中傷”と騒いでいるだけなのだ。
本質は“兵庫県政の闇”であり、闇にかかわってきた職員は少なくないはずだ。それが「公益通報・内部告発」となったが、思うような“成果”を上げられず、“斎藤県政”が続く限り、“明るい未来”は期待できないどころか“身の危険”を感じたので退職という所では無いのか。
マスコミは知事が民意を反映した選挙で“マス達”の予想(期待)に反して勝利したことを無視(忘れたふり)してはならない。
県民(有権者)の意思を無視しているのが読売新聞の正体だ。なぜここまでするのか、“兵庫県政の闇”の根は深い。
令和7年5月31日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ