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男女賃金差別をめぐる「住友電工訴訟」の判決報道に見る朝日新聞の偏向報道

 7月31日の朝日新聞に、「男女賃金差別」をめぐる住友電工訴訟の判決を報じる記事がありました。この判決は、会社の昇進や昇格で女性差別があると言う原告女性社員の訴えに対して、被告の会社側が全面的に勝訴したものですが、記事を見ると、会社側のコメントは、わずか2行半(30文字)しか書かれていないのに対して、原告の女性達のコメントは弁護士の話も交え、全部で116行にも及んでいます。裁判の報道でこのような極端なアンバランスは、公平で中立的な報道とは言えません。これは朝日新聞に限らず他の新聞にも共通した傾向です。このような報道は、読者がこの問題について自由に判断することを不可能にしていると思います。

平成12年7月31日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ