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ライフとジャスコの勇気ある決断

 8月22日の産経新聞に、スーパーの「ライフ」と「ジャスコ」が、日本ハムの製品の販売を再開することを決定したと、次のように報じられていました。

 「ライフコーポレーションは21日、・・・同日付でハム・ソーセージなど日本ハム製品の店頭での販売再開を決めたと発表した。早ければ23日から順次販売を復活する。同社では『多数のお客様から日本ハム製品に対する要望が強く、選択の是非は消費者の判断に委ねるべき』としている」
 「また、大手スーパー、ジャスコを展開するイオンも21日、『社内処分が出され、経営責任がはっきりした。購買の可否を決めるのはお客の判断』として、販売の再開を決定」


 マスコミと官僚が一丸となって、日本ハムに対する集団リンチを繰り広げている中で、敢然とこれに異議を唱える行為は、非常に勇気のある決断と言うべきであると思います。一つ間違えば、今度は自分たちがリンチの標的になりかねない危険を冒して、敢えてこの決断をした両社の経営者に敬意を表するとともに、結果を注目したいと思います。

 特に、ライフが言っている「多数のお客様から日本ハム製品に対する要望が強く、・・・」と言う部分に注目します。これが事実だとすれば、新聞に書いてある「消費者の強い反発云々」はウソと言うことになります。マスコミが報道していることは、国民の多数意見とはかけ離れていることになります。スーパーが多数の消費者が反発するようなことを決断するはずがありません。ライフとジャスコの両社は、新聞に書いてあることがウソであることに気づいたものと思われます。

平成14年8月22日     ご意見・ご感想は こちらへ     トップへ戻る     目次へ