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対北朝鮮外交(拉致問題)に見る、安倍総理の甘さ

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北朝鮮に対する対応は甘いのではないか   安 藤
(掲示板)No.328 - 2014/05/30(Fri) 00:55:31 [pon218-252.kcn.ne.jp]

 ストックホルムの日朝会談で、北朝鮮が調査に着手する見返りに、日本が独自に行ってきた「制裁」を解除すると報じられました。
 北朝鮮の「拉致」は、そもそも国家による犯罪行為で有り、
今更北朝鮮が調査すべきことは何も無いのが本当だと思います。事実はすでに明らかになっていて、後は北朝鮮が正直にそれを発表するかどうかの問題です。

 北朝鮮が調査に着手したとしても、その結果が問題です。今まで以上のことが明らかにされないのであれば、そして、人質の解放につながらないのであれば、日本が制裁を解除する意味がありません。
 裏に何かがあるのかもしれませんが、今まで北朝鮮が約束を履行しないことはたびたびあったことで有り、日本政府も「言葉対言葉」ではなく、
「行動対行動」だと言っていた割には、今回の対応は甘いと言わざるを得ません。
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人質外交の餌食になるな   安 藤
(掲示板)No.332 - 2014/06/04(Wed) 12:24:55 [pon218-252.kcn.ne.jp]

 拉致(人質)問題は、対北朝鮮、対朝鮮外交の一部であって、全部ではありません。
拉致問題に目を奪われて、大局を見失うようなことがあってはならないと思います。

 マスコミ報道、特にNHKのニュースを見ていると、
人質家族の高齢化により、もう時間が無いというようなことがしきりに言われますが、気の毒ではありますが、人質の命、家族の思いと国益を秤にかければ、どちらが重いかは自明のことだと思います。

 その点で、安倍総理も拉致問題解決が、
政治家としての生命を賭けた課題であるかのような言い方は避けた方が良いと思います。

 安倍総理は、対中国、韓国をにらんでの動きかもしれませんが、北朝鮮は、今までソ連や、中国、韓国を競わせては、取れるものだけ取って、その後は
恩を仇で返すがごとき行為を繰り返し、遂には世界中の誰からも相手にされなくなった国家です。我が国が同じ轍を踏む愚を犯してはなりません。みすみす人質外交の餌食になるのは愚かなことです。
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Re: 人質外交の餌食になるな    安 藤
(掲示板)No.341 - 2014/06/30(Mon) 14:57:07 [pon218-252.kcn.ne.jp]

 6月29日の産経新聞は、「金正恩氏の直轄機関 日本人妻ら調査着手 対象1万人、帰国も視野」と言う見出しで、北朝鮮が、戦後朝鮮人とともに北朝鮮に渡った、いわゆる日本人妻の調査と日本帰国を準備していることが報じられました。

 これは、先般のストックホルムでの日朝合意を受けての行動だと思われます。
日朝の協議は、「拉致問題」のはずでしたが、なぜか合意内容には、「拉致被害者と拉致の疑いが排除されない行方不明者を含め、すべての日本人の包括的な全面調査を行うことを約束した」とされていました。

 今になってその意味が分かりました。彼等は拉致被害者ではなく、
日本人妻の調査に着手したことをもって、日本側に制裁の一部解除の履行を求めるものと思います。

 「調査が開始された時点で制裁の一部を解除する」とはそういう意味なのです。そして、
肝心の拉致被害者の調査は進展がないのではないでしょうか。
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E45 アメリカの人質“見殺し”を機に、日本の拉致問題を考える
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北朝鮮の調査結果    安 藤
(掲示板)No.367 - 2014/09/10(Wed) 21:12:43 [pon218-252.kcn.ne.jp]

 9月10日のNHKニュースは次のように報じていました。
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北朝鮮「誠実に調査 ありのままの結果報告」

 北朝鮮による拉致被害者らの調査で、今月にも示される予定の最初の報告について、北朝鮮の担当大使は「誠実に調査をしており、
ありのままの結果を報告するしかない。その報告に満足するかどうかは日本側の評価だ」と述べました。

 北朝鮮による拉致被害者らに関する調査は、最初の報告が今月にも日本側に伝えられる方向で調整が進んでいます。
 こうしたなか、北朝鮮のソン・イルホ日朝国交正常化担当大使が、10日までにピョンヤンで共同通信に対し、調査は
拉致被害者だけでなく4つの分野で同時に進められていると指摘しました。そのうえで、「誠実に、客観的に、科学的に調査しているので、ありのままの調査結果を報告するしかない。その報告に満足するかどうかは日本側の評価だ」と述べました。
 また、ソン大使は、調査を始めたのに合わせて日本側が制裁措置の一部を解除したことを念頭に、最初の報告を伝えたら
日本側がさらなる制裁解除に踏み切ることに期待を示しました。
一方、日本の警察庁が今月、拉致の可能性を排除できない行方不明者として新たに23人を加えたことについては、「具体的な根拠を挙げずに世論に訴えるのは、調査を難しくする」と批判しました。
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 この説明から見ると、調査結果には何も期待できないと思います。日本側には「ありのまま」か否かを検証する能力、手段がありません。北朝鮮が「
4つの分野」と言っているところを見ると、帰ってくるのは、戦後の引き揚げ者の遺骨とか、日本人妻の遺骨とか、その遺児とかで、おそらく拉致被害者は一人も帰ってこないのではないでしょうか。
 安倍総理は甘いのではないでしょうか。
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Re: 北朝鮮に対する対応は甘いのではないか   安 藤
(掲示板)No.372 - 2014/09/19(Fri) 22:03:17 [pon218-252.kcn.ne.jp]

 北朝鮮が“約束”したはずの
8月末から9月頃の、拉致被害者の調査の中間報告が、いつになるかわからなくなってきました。このような事態は99%予想されたことです。
 だました方が悪いという以前に、だまされた方、
信用した方が馬鹿だと言われてもしょうがないと思います。

 そもそも、全く信用できない人間を相手に、履行の期日を明確にしない合意などをして、その履行がないうちに、制裁の一部解除という見返りを与えるなどとは狂気の沙汰です。
 安倍政権がまともな政権であれば、今からでも
制裁の一部解除を取り消すべきです。

平成26年9月22日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ