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いくら地球が大きくても、ダメな者(中国)はダメ −習近平の大風呂敷、ロシアは眼中になし−
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 11月16日の読賣新聞は、「習近平氏『地球は中米両国を受け入れるのに十分大きい』…影響力誇示の思惑か」という見出しで次の様に報じていました。
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習近平氏「地球は中米両国を受け入れるのに十分大きい」…影響力誇示の思惑か
2023/11/16 22:52 読売

 【サンフランシスコ=吉永亜希子】中国の 習近平シージンピン 国家主席は15日に行われた米国のバイデン大統領との会談で、「
地球中米両国を受け入れるのに、十分な大きさがある」と主張し、米国と比肩する大国を目指す意思を改めて強調した。


中国の習近平国家主席(15日)=ロイター

 2013年6月、オバマ大統領(当時)との会談でも
習氏同趣旨の発言をしたが、地球ではなく「広大な太平洋」との表現だった。

 習氏は、この
10年間で自身の提唱した巨大経済圏構想「一帯一路」を通して中南米やアフリカ、中東にまで拡大した影響力を誇示する思惑もあったとみられる。
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 「
地球米中を受け入れられる十分な大きさがある」と習近平は言う。地球の大きさが十分か十分でないか、大きいか小さいかは誰がどういう基準で決めるのか。また大きさが十分であったら、どこの国でも受け入れて良いのか。そんな事ではない。

 地球の大きさが
十分でも受け入れられないはある。米・中2国の受け入れは無条件では無いと言う事だ。地球の大きさが十分でなく、「両国」ではなく「どちらか一方」という事態になったときはどちらを残すか、優先順位はどちらなのかと言う問題となる。

 
ロシアを入れれば米・露・中の3国となるが、ロシアには言及が無い。ロシアは眼中に無いようだ。習近平の発言は「一帯一路」発言同様、大風呂敷を広げるだけで、中身に説得力も何も無い。

令和5年11月18日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ