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韓国人と反日日本人は「日本史」ばかり勉強しないで、「世界史」をもっと勉強すべき

 5月11日の産経新聞と、5月12日の読売新聞に、アルジェリア独立戦争当時のフランスの残虐行為が報じられていました。要旨は次の通りです。

 「・・・(オサレス)元将軍は著書で、中心都市アルジェの攻防の際、『毎夜、テロリスト容疑者十数人を逮捕し、拷問の末、朝までに次々と処刑していた』とし、殴打と電気ショック、水責めを拷問の手法としていたという。・・・『1950年代初め、仏領インドシナ独立戦争中にも使った』」
 「シラク大統領やジョスパン首相は・・・将軍の司法上の追及や議会調査委員会設置には消極的で、これに保守派、社会党の政界主流も同調しており、・・・」(以上読売)

 「ただ、フランスは1968年に『アルジェリア戦争に関係するあらゆる違反は文句無しに恩赦となる』との法律があるため、法律との整合性も問題になりそうだ。将軍が軍の命令で『拷問』を実施したと明言しているため、フランス国家としての責任がどこまであるかなども議論を呼んでいる」
 「・・・(アルジェリア戦争の)死者は少なくとも計50万人にのぼる」(以上産経)

 韓国人が、慰安婦や、強制連行が歴史教育の重要課題だと思って、自国の歴史教科書を書いているのなら、世界史の教科書も同じ視点で書くべきだと思います。韓国の世界史の教科書には、このアルジェリア戦争を始めとする、ヨーロッパ諸国の凄惨な植民地支配の実態について、こと細かく、漏れなく説明しているのでしょうか。多分何も書いていないと思います。

 韓国が日本の歴史の暗い部分だけを誇大に、強調して子供に教えているのは、単なる反日感情からであって、歴史教育の正しいあり方とは無縁のものです。日本の教科書が彼らの歴史認識に同調することは、日本にとって自殺以外の何ものでもありません。

 フランスには「アルジェリア戦争に関係するあらゆる違反は文句無しに恩赦となる」、と言う便利な法律まであるそうですが、わが国も、「韓国人の植民地時代の対日債権は、両国間の協定によりすべて消滅したことを確認する法律」を作ってはどうでしょうか。くだらない裁判の続出を防ぐ上で有効だと思います。

 アルジェリア人が残虐行為に沈黙していたわけではないと思いますが、世界のメディアが無関心でいたのはなぜでしょう。アメリカは今後、拷問に関与したフランス人の秘密のリストを作り、該当者の入国を拒否したりするのでしょうか。フランス人の“良心的”弁護士が、国連人権委員会に訴えて、徹底調査とフランス政府による謝罪と賠償を求めたりすることはあるのでしょうか。そんなことは多分ないでしょう。

 韓国人や反日日本人は「日本史」ばかり勉強しないで、「世界史」をもっと勉強すべきだと思います。

平成13年5月12日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ