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ホワイトハウスにクリスマスツリー、政府職員に「イブ休暇」

 12月8日の産経新聞は、「ホワイトハウスにクリスマスツリー 政府職員に『イブ休暇』」と言う見出しで、次のように報じていました。

 「6日夜、米ワシントンのホワイトハウス前の広場に飾られたクリスマスツリーが点灯された。ブッシュ大統領は今月24日のクリスマスイブを連邦政府の休日とし、22日の土曜日から25日のクリスマスまで政府職員に4連休を与える行政命令に署名した」

 クリスマスとは言うまでもなく、キリストの生誕を祝うキリスト教徒の行事です。一宗教の行事のために、大統領官邸に飾り付けをしたり、政府職員に特別休暇を与えたりすることは、国家と宗教の分離の原則に反しないのでしょうか。
 アメリカ人がこのように堂々と祭政一致の振る舞いをしているのを見ると、日本で総理大臣の靖国神社参拝をめぐって国論が分裂しているのが、ばかばかしく思えてなりません。

平成13年12月9日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ