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小泉首相の8月15日の靖国神社参拝断念

 小泉首相が今日、4月21日に突然靖国神社を参拝し、8月15日の靖国神社参拝を断念してしまいました。去年の8月13日よりも更に後退してしまった感は否めません。去年8月15日に参拝を断行していれば、今年は去年よりも少ない抵抗の中で8月15日に参拝できたのではないかと思います。去年一歩後退したことが更に大きな後退につながってしまいました。大変残念です。

 小泉首相は抵抗勢力に次々に譲歩を繰り返し、それが支持率の低下につながっていると思います。そして、支持率の低下が抵抗勢力を勢いづかせ、いっそうの譲歩を余儀なくされると言う悪循環に陥っています。小泉首相は初心に帰って、国民が彼に期待したものは何だったのかを思い出してもらいたいと思います。

 朝日新聞などの報道を見ると、8月15日でさえなければ、彼ら抵抗勢力の抵抗感が少ないように見受けられます。8月15日がだめで、8月以外なら容認できると言う根拠は一体何なのでしょうか。彼らが総理大臣の靖国神社参拝を批判してきたのは、政教分離と「戦犯」合祀の問題であったはずです。そうであれば、問題は8月15日であっても4月21日であっても同じ事で、8月15日だけを拒否する理由がありません。

 いったいなぜ彼らは8月15日の首相の参拝に抵抗するのでしょうか。それは、8月15日は彼ら反日日本人にとっては日本の敗戦を記念する日で、聖なる「反戦・反日の日」であるからだと思います。この日は、日本人が罪悪感を噛み締め、一億総懺悔する日だからです。彼らにしてみれば、総理大臣の靖国神社参拝は、8月6日の広島原爆の日から始まる一連の反日イベントのムードに水を差すもので、なんとしても阻止したいのだと思います。

 今回小泉首相が早々と8月15日の参拝を断念してしまったことは、大変残念ですが、是非参拝そのものは続けてほしいと思います。8月15日でなくても、首相の靖国神社参拝が普通のことになれば、いつか8月15日の参拝がかなう日がくると思います。

平成14年4月21日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ