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マッカーサーに「12歳の少年」と言われた日本人

 月刊誌「正論」2月号で元バンクーバー総領事の多賀敏行氏は、「『日本人は12歳』、マッカーサー発言の真意は侮蔑にあらず」と題して次のようにマッカーサーの発言を紹介していました。
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 「ドイツは言うなれば確信犯で、冷徹に国益の損得勘定を考えてああいう悪いことをやった。日本はそうではない。まだ国際社会に出て間がなくて、ちょっと道を踏み外してしまった。でも、自分が占領統治をして良い国になったのだから、大丈夫だ」と。そして「日本はまだ12歳の少年で、まだ教育可能で、覚えが早く優等生だ」・・・
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 今年もまた、「憲法記念日」がやってきます。この日には日本国憲法を「世界に誇る平和憲法」と賛美する声が一段と声高になります。

 そんなにすばらしい憲法が制定されてから60年余り経過しても、当のアメリカはもちろん、世界のあまたの強国・弱小国、大国・小国の中で、ただの一ヵ国としてこれに追随する国がないのはなぜか、考えて見れば子供でも分かる理屈だと思います。
 マッカーサーが日本人を12歳の子供と言ったのは、アメリカでは子供でも13歳(中学生程度)になれば、このようなウソにはだまされないと言うことだと思います。

 「世界に誇る平和憲法」などという子供だましのウソが簡単に通用し、未だに広く信じられ、その施行を記念した憲法記念日が国民の祝日とされ、毎年国民が各種の記念行事を催しているのを見ると、日本人が精神年齢12歳と言われるのを的はずれと言い切れないのが残念でなりません。

平成19年5月2日   ご意見ご感想は こちらへ   トップへ戻る    目次へ