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風化する「12月8日」(その2)

 今日、
12月8日は日米開戦記念日です。しかるに、朝日新聞 読売新聞も、産経新聞の紙面を見ても、これに関する記事は一つもありません(BSフジのプライムニュースでは大きく取り上げていました)。

 毎年盛大に各種の記念行事が行われ、紙面いっぱいに報じられる、
8月15日の終戦(敗戦)記念日の華々しさとは、雲泥の違いがあります。
 毎年8月15日には政治家や各種反日団体も集会や行事に大変熱心です。そして、日本国民に戦争(敗戦)の悲惨さを強調し、悲惨な結果を招いた日本の過ちが繰り返し強調されるのが常です。
 マスコミも毎年8月15日には新たな(しかし、どうでも良いような)史実を発掘したり、高齢者の昔話を記事にして報じたりと大変な力を入れています。

 日本国民に戦争(敗戦)の悲惨さを強調して脳裏に焼き付け、過去の戦争で犯した
過ちを忘れさせないのが目的であるのであれば、12月8日の開戦に至る経緯を過去にさかのぼって詳細に報じ、何が間違いだったのかを報じ、開戦が間違いであるのなら、他にどういう選択肢があったのかを明らかにしなければなりません。敗戦という結果は既に出ているわけですから、過ちと批判するのは容易ですが、ではどうすれば良かったのか、他に選択肢があったのか、なかったのかを明らかにしなければなりません。

 反日の中・韓両国も、アメリカもこの記念すべき12月8日には注目すべき何の発言もありません。
この日を侵略の発火点と認識しているのなら、もう少し大きな声で何かを言っても良いはずです。少なくとも8月15日よりは言うことがあっても良さそうです。何も言わないのは言うことがないのか、言わないでおいた方がいいからだと思います。

平成27年12月8日   ご意見・ご感想は こちらへ   トップへ戻る   目次へ