G2
日の丸は国旗であり、君が代は国歌である

 広島県の公立小中学校で「日の丸は日本の国旗ではなく、君が代は日本の国歌ではない」という教育が組織的に行われていたことが判明しました。これは氷山の一角に過ぎないと思います。全国至る所で、教職員組合による反日教育が行われているのだと思います。しかし今までこれらのことが報道されることはありませんでした。

 反対に、文部省や教育委員会が国旗の掲揚や国歌の斉唱を指導すると、それらのニュースは大きく報道され、「国家による強制云々」という反響が常に新聞に報道されていました。そう指導せざるを得なくなった経緯や、教職員組合によって、組織的に、計画的に公立学校から国旗と国歌が追放されつつある実態は全く報道されず、「国家による強制」だけがクローズアップされる報道ばかりでした。

 日の丸が日本の国旗であり、君が代が日本の国歌であることは疑問の余地がありません。法律に決められていないという指摘がありますが、あまりに自明のことなので、日本には国旗と国歌に関する法律がないだけのことです。当然過ぎるほど当然のことには法律は必要ないのです。日本語が日本の公用語であるとする法律が必要ないのと同様です。これは日の丸、君が代が、国旗、国歌としてふさわしいかどうかという議論とは別の問題です。ふさわしくないと考えるのは自由ですが、それだからといって法律に規定がないことを根拠に、日本には国旗も国歌もないというのは暴論です。

 今回は天皇のことについては何もふれられていません。天皇が国家元首であることも、法律には書いてありませんが、これも自明のことです。天皇は君主であり、国家元首でない君主などというものはありえないのです。

平成10年5月24日     ご意見・ご感想は   こちらへ      トップへ戻る      G目次へ