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謝罪と墓参りが厚労相の仕事か

 3月24日の読売新聞は、「薬害ヤコブ」、「厚労相、谷さん墓前に献花」と言う見出しで、坂口厚労相が、薬害ヤコブ病訴訟の最初の提訴者で昨年一月に亡くなった谷たか子さん(当時46歳)の墓参りをしたことを報じていました。厚労相は「(墓前で)幾重にもおわび申し上げた」と語ったそうです。

 坂口厚労相は自分の在任中の出来事ではないという気楽さからか、謝罪に熱心ですが、謝罪をするのが大臣の仕事ではありません。

 薬害事件では今月になって新たに、アメリカで承認が取り消しになった非加熱血液製剤が、その後10年間も日本国内で販売され続け、多数のC型肝炎感染者を出していたという不祥事も発覚しています。

 政治家である厚労相の仕事は、無能で怠慢な公務員を粛清して、このような事故が二度と起きない緊張感のある役所を作ることです。

平成14年3月24日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ