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ノーベル賞と男女平等

 ノーベル化学賞に日本人の白川筑波大学名誉教授ら3人が選ばれました。物理学賞も、医学・生理学賞もそれぞれ3人づつ発表されましたが、すべて男性です。女性はひとりもいません。今年に限らず、私の記憶する限り、自然科学分野の女性の受賞者はほとんどゼロだと思います。これは一体何を意味しているのでしょうか。王立スウェーデン科学アカデミーは女性を差別しているのでしょうか。

 あらゆる分野において男女の「対等」と「均等」を要求している、わが国の男女共同参画審議会(岩男寿美子会長)の方たちは、この点についてどう考えているのでしょうか。世界中の男女平等を唱えている女性達はどう考えているのでしょうか。是非聞いてみたいと思います。女性への不当な差別であるとか、自然科学界は役割分担しているとか、固定観念にとらわれているとかの批判をなぜしないのでしょうか。
 批判をしないと言うことは、この現実を受け入れているものと考えられます。男女の能力、適性には、明白かつ顕著な違いがあると言うことを認識しているものと考えられます。彼女たちの男女平等の主張には根拠がないと思います。

平成12年10月14日   ご意見・ご感想は   こちらへ     トップへ戻る      目次へ