I38
日本産婦人科医会の偽善
9月11日の「YOMIURI ON−LINE」は、「中絶胎児廃棄医師の退会届、産婦人科医会が受理」という見出しで次のように報じていました。
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横浜市中区の産婦人科医院「Aクリニック」が、中絶胎児を一般ごみとして捨てていた問題で、産婦人科臨床医で作る日本産婦人科医会(坂元正一会長)は11日、B元院長の退会届を受理し、除名処分とはしないことを決めた。
坂元会長は、「行為自体は除名に値するが、廃棄物処理法違反容疑で捜査中の事件。除名処分に必要な本人聴取もできない」などと説明した。同クリニックは先月10日に廃院。
原田元院長も、県医師会に対し、妊娠中絶手術を行うのに必要な「母体保護法指定医」の資格をすでに返上している。
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中絶胎児はなぜゴミとして捨ててはいけないのでしょうか。ゴミではないのでしょうか。ゴミでないとしたらいったい何なのでしょうか。人の遺体なのでしょうか。人の遺体と考えるのならば医師のした「中絶」行為は「殺人」となるのではないでしょうか。
中絶という行為自体は不問とし、ゴミとして廃棄した行為のみを問題視して、医師の責任を問う日本産婦人科医会の行為は、大いなる偽善であると思います。また、これを報じる読売新聞他のマスコミも同様の偽善者だと思います。
(注)「YOMIURI ON−LINE」の記事中の医院名と元院長名は匿名にしました。
平成16年9月11日 ご意見・ご感想は こちらへ トップへ戻る 目次へ