・・・2002年カンヌ国際映画祭55周年記念特別賞受賞・・・

英・米の映画史を塗り替え、ドキュメンタリー映画史上、歴代NO.1大ヒット!!

カメラ片手に突撃取材で、アメリカ銃社会を一刀両断!


★このページはヘラルド・エンタープライズさんに全て情報提供をして頂き、掲載の承諾を得ています★


 1999年4月20日、アメリカ合衆国は普段通りの穏やかな朝を迎えた。人々は仕事に励み、大統領は国民が名前さえ知らない国に爆弾を落とし、コロラド州の小さな町では2人の少年が朝の6時からボウリングに興じている。何の変哲もない予定調和な1日のはじまり…。このあと、2人のボウリング少年が悲劇的事件を起こそうとは、いったい誰が予想しただろう。

 その日アメリカは旧ユーゴスラビアのコソボ紛争における最大規模の爆撃を敢行した。その1時間後、あのコロンバイン高校銃乱射事件、別名トレンチコートマフィア事件が起きたのだ。事件の舞台はコロラド州リトルトンのコロンバイン高校。そこの生徒である2人の少年が、高校に乗り込み銃を乱射。12人の生徒と1人の教師を殺害したのち、自殺するという衝撃的なものだった。

 この事件は全米を震撼させた。あらゆるメディアが事件の分析を試み、ヒステリックに騒ぎ立てた。映画やTV、ビデオゲームにおけるバイオレンスの氾濫が悪いのだ、家庭の崩壊の産物だ、高い失業率が原因だ、いやアメリカが建国以来たどってきた暴力的歴史のせいなのだ、と。報道はどんどん過熱、犯人が聴いていたという理由からハード・ロック歌手のマリリン・マンソンのライブがコロラド州で禁止されるという一幕もあった。

 しかし、ビデオゲームは日本の方がよほど進んでいる、家庭の崩壊はイギリスのほうがひどい、失業率はカナダのほうがはるかに高い。なのになぜアメリカだけ銃犯罪が突出しているのだ?なぜアメリカだけが銃社会の悪夢から目覚めることができないのか?マイケル・ムーアは、その大きな体をゆすりながら、問題の確信に迫るためマイク片手にアポなし突撃取材を敢行していく。彼は問う。

「マリリン・マンソンのライブを禁止するのなら、なぜボウリングも禁止しないのか?」


 カンヌ映画祭で20分のスタンディングオベーション!デヴィッド・リンチが一目惚れ!カンヌ映画史上、初で最後の特別賞受賞。メディア絶賛!カンヌ映画祭騒然!!世界が快哉を叫んだリアル・エンタテイメント、遂に日本上陸!!!

 2002年カンヌ国際映画祭を最も賑わした作品、それが「ボウリング・フォー・コロンバイン」。ドキュメンタリーとしては46年ぶりのコンペ出品作となった本作は、前例のない20分にも及ぶスタンディングオべーションを巻き起こし、上映館に人々が押し掛け大騒動になるという事態にまで発展。審査委員長のデヴィッド・リンチは、この映画に惚れ込み、急遽「カンヌ国際映画祭55周年記念特別賞」をつくって、限りない賞賛と敬意を贈った。

マイク片手に突撃アポなし取材!この男、ただものじゃない!

 そんなパワフルな作品をつくったのは今、アメリカで一番影響力を持つジャーナリスト、マイケル・ムーア。マイク片手に突撃アポなし取材という独自のスタイルで、コロンバイン高校銃乱射事件を入り口にアメリカ銃社会を斬っていく。あくなき探究心と、確信犯的無邪気さで、狙った獲物は逃がさない!そのジャーナリスト魂は御墨付きで、ホワイトハウスからは公式に「危険人物」と認定されたほど。彼は問う。なぜコロンバイン事件が起きたのか?なぜ銃犯罪が多発するのか?こんなアメリカに誰がした?


登場人物:マイケル・ムーア/チャールトン・ヘストン
マリリン・マンソン/マット・ストーン
ジョージ・W・ブッシュ

監督・脚本:マイケル・ムーア

製作総指揮:ウォルフラム・ティッチー

製作:ジム・チャルネッキ/マイケル・ドノバン/キャサリン・グリン

編集:カート・イングファー

2002年/カナダ/ヴィスタサイズ/SRD

上映時間120分

提供・配給:ギャガ・コミュニケーションズ Gシネマグループ

宣伝:ギャガGシネマ海×ミラクルヴォイス

字幕翻訳:石田泰子


・2002年ナショナル・ボード・オブ・レビュー最優秀ドキュメンタリー賞受賞・

・2002年バンクーバー国際映画祭 作品賞受賞・

・2002年サン・セバスチャン国際映画祭 観客賞受賞・

・2002年ベルゲン国際映画祭 観客賞受賞・

・2002年トロント国際映画祭 観客賞次点・

・2002年アトランティック映画祭 観客賞受賞・

・2002年サンパウロ国際映画祭 観客受賞・

・2002年トロント映画批評家協会賞 最優秀ドキュメンタリー賞受賞・

・2002年サウスイースタン映画批評家協会賞 最優秀ドキュメンタリー賞受賞・


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