麦の穂をゆらす風

愛するものを
奪われる悲劇を、
なぜ人は
繰り返すのだろう


名曲「麦の穂をゆらす風」の旋律にのせて綴られる感動の物語。
今も世界のどこかで起きつづけている悲劇へのメッセージを込めて。

 1920年、緑深きアイルランド。医師になる将来を捨て、兄とともにイギリス支配からの独立を求める戦いに身を投じる青年デミアン。戦いは終わり、ついにイギリスは独立を認める。しかし今度は、アイルランド人同志が敵味方になる内線が始まり、デミアンと兄、そして恋人シネードとの絆をも引き裂いていく・・・

それは今も世界のどこかで繰り返されている悲しみ。なぜ人は、この悲劇を繰り返すのだろう。けれど、そこにはひとすじの希望がある。ラストシーン、そこで流される涙は、たとえ傷つけあい血を流そうとも、愛するものと繋がりあおうとする強い思い。レジスタンスに身を投じる青年の悲劇を歌ったアイリッシュ・トラッドの名曲「麦の穂をゆらす風」にのせて、名もなき人々の涙が胸揺さぶる深い感動を呼ぶ。


名匠ケン・ローチ最高傑作×新星キリアン・マーフィー最高の演技
カンヌが熱い涙と深い感動に包まれた!

 アルモドバル、カウリスマキ、ソフィア・コッポラと今年も有名監督たちが勢揃いした世界最高峰の映画祭カンヌで、見事最高賞のパルムドールの栄冠に輝いた『麦の穂をゆらす風』。カンヌの観客たちは上映が終わるや、過去の傷跡を勇気をもって描いたケン・ローチ監督への尊敬と熱い感動で、10分以上もの喝采を贈った。そして審査員たちは”全員一致”で本作を最高賞に選んだのだ
 青年デミアンを演じるのはキリアン・マーフィー。『28日後・・・』『バットマン・ビギンズ』そして前作『プルートで朝食を』では女装青年と多彩な役柄でファンを魅了した、今やハリウッドきっての美しき演技はスターだ。「パルムドールは彼の演技あってこそ」とローチ監督に言わしめた本作での演技はまさに必見。イギリス映画界の至宝ケン・ローチと新星キリアン・マーフィーが贈る、今年度最高の感動作品がついに公開となる!


★このページはヘラルド・エンタープライズさんに全て情報提供をして頂き、掲載の承諾を得ています★


◆梅田ガーデンシネマにて2006年11月18日よりロードショー◆

梅田スカイビル(空中庭園)タワーイースト4F
TEL; 06(6440)5977

・上映時間・

11月18日〜12月1日

12:00/14:30/17:00/19:30(終21:50)


監督:ケン・ローチ

脚本:ポール・ラヴァティ

出演:キリアン・マーフィー、ポードリック・ディレーニー、リーアム・カニンガム

後援:アイルランド大使館、ブリティッシュカウンシル

配給:シネ・カノン

2006年 アイルランド=イギリス=ドイツ=イタリア=スペイン

126分/カラー/ドルビーSRD


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