ニューヨーク旅行記
〜プッチーニ編〜 



<11/1・夜>

 なかなかに刺激的で有意義な一日がそろそろ終わろうとしています。 さて、今日の夕飯は?という事になり、食にこだわりのある二人が揃ってガイドブッ クとにらめっこ。結局今日はイタリアンという事にあいなりました。

 早速コートを着て、エレベーターに乗りこみます。目指すは、ここから徒歩圏内 の、セントラルパーク側にあるイタリア料理店「プッチーニ 」。本当にこのマン ションの周辺にはレストランが多いのです。
 途中友達が行ってみたいと言っていたインド料理のお店がつぶれているのを発見。 刺激物が苦手な私は、思わず少しほっとしてしまいました。

 さて目指すお店、プッチーニ。この寒空の下、歩道に出されたテラス席が並んでいます。他のお店もそうですが、結構NYにはテラス席が多いのです。こう寒いのに、ここで食べたいという人がいるとは・・・思えません。

 暗い店内は外から良く見えないので、とりあえずドアを開けてみます。 すると、店内は人でぎっしり。狭い店内に所狭しと並べられたテーブルは人でうめ尽 くされ、料理を運ぶ人が通るのがやっとという感じ。
 更に、昨日のハローウィンの飾り付けがそのままなので、暗い店内の端には作り物のくもの巣やこうもりがディスプレイされていて、何だか更に洞窟というか、「窟」感があります。仕上げとして、各テーブルに置かれているろうそくが不思議な雰囲気を生み出していました。

 出てきたスタッフに人数を告げ、食べられるかどうかを聞いてみます。
2人だったからでしょうか。ほどなく席が見つかり、漸く着席。でもまたこの着席ま でが一苦労。劇場の様に、席に移動するまでの間、途中のテーブルの人に立ちあがってもらったり色々しなければならないのです。うーん。大混雑。
この人気からして、恐らくここは予約をした方がいいお店なのでしょう。

 これだけ混んでいればおいしいはずと、期待してメニューを見ます。
そして忘れずに周囲の人のお皿の大きさもチェック。とりあえず、サラダをシェアし てパスタを一つづつとろうという事に決定。二人でカイザーサラダを一つ取り、私のパスタはペスカトーレ・スパゲッティをチョイス。
でも、周囲の人を見ていると、パスタも見た目より実は量が多いような・・・でも二 人で一つは少ないし・・・

 しばらくして大きなお皿に山とのったサラダが登場。シェアして良かったと再認識します。
味はなかなかで、思わずにっこり。量が多い故に食べ終わらないうちに、パスタが到 着。パスタの茹で具合はちゃんとアルデンテ。くたくたにパスタを茹でてしまう、イタリア以外のヨーロッパ人と違い、このお店の人はちゃんと適切な茹で時間をご存知なようです。
 トマトソースとたっぷりの魚介とパスタに格闘する事しばし。いくらおいしいとはいえ、やっぱり全部は食べられないと途中でギブアップ。
  それは私達に限らず、他の人も同じようで、リタイアしている人が目立ちます。 でもコース料理のように次々にお皿をあけているグループもいて・・・ やはりアメリカ人の胃袋は違うんだなぁと思わず感心してしまいました。

 パスタを途中で諦めたものの、やはり気なるのはデザートです。
  どうしましょうという事になり話し合いの結果、冷静に考えればもうデザートは入るところが無さそうだし、お店は混んでいるので、マンションに帰る途中のコーヒーショップ(スターバックスではない)に立ち寄り、何かテイクアウトする事なりました。

 結局カフェラテを購入し、漸く一日の予定を終えてマンションへ。 ラテを飲みながら、何はともあれNY2日目を無事終えてすっかり就寝モード。
  今日もまた昨日みたいに大騒ぎな夜中だったらどうしようと不安をかかえつつベッド へ。しかし、とても静かな夜です。

そうか!あれはやっぱりハローウィンならではのバカ騒ぎだったんだ!とほっと胸をなでおろし、深い眠りに就きました。


・上の写真は、シューバート小路に貼られていたポスターです。(著者撮影)


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