◆◇◆ NY Restaurant Information ◆◇◆


 私が初めてNYに行ったのは、1998年の11月。早いものでもう2年以上前の話しになります。
初めてのNYは私にとって初めてのアメリカだったのですが、その旅はとてもハッピーな出会いの連続でした。

その幸せな出会いの一つがNYの味。行く前は、多分アメリカの料理って大ざっぱななんだろうとか、量ばっかり凄いんだろうとか、全く期待していなかったのですが、それは勝手な思い込みでした。
人種の坩堝と言われるNYは特別なのかもしれませんが、NYは色々な料理が楽しめ、はずれがない!というのが私の持った印象です。

つい先日掲載したロンドン・レストラン・インフォメーションが好評だったので、今回随分前の話しになりつつあるNYですが、こちらもお薦めのお店を紹介する事にしました。

沢山のお店がひしめくNY。その中から、忘れられない味に出会える手助けが出来たら幸いです。

By なつむ


◆これは2001年1月に製作したものです◆


◇掲載内容◇

・アメリカ料理(3)・ベトナム料理・フランス料理・イタリタ料理・


Sarabeth's Kitchen

最寄駅;1/9線79st. 
住所;423 Amsterdam Ave.
営業;無休 8:00〜15:30(土・日曜9:00〜16:00) 18:00〜23:00 日曜〜22:00)
電話;212-496-6280

★アッパー・ウエスト・サイド★

とにかく!行列の出来るお店です。地元の人が沢山並んでいます。
まずはお店に行き、名前を言ってどれぐらい待てばいいのかを尋ね、その後セントラルパークを散歩して戻って来るぐらいの余裕を持って行きましょう。

でも、そんな時間は無い!という人は、とにかくマフィンをテイクアウトしてみてください。私のお薦めは、何と言っても、コーン・マフィン!($1.5)
あの味。あの味!!!忘れられない味です。食べたい!!!と時々未だに思いだし、食べたい食べたい!とつぶやいてしまうのです。
あの、何とも言えない歯触り。あの後、何度あの味を求めて自分でマフィンを焼いた事か。でも、あの味は絶対に再現出来ません。
あと、テイクアウト出来るものとしては、スープ、そして手作りジャムもあったような・・・どちらも次回は絶対試そうと思っています。

さて、テイクアウトではなく、中で食べられる料理ですが、基本的にここはアメリカン・ホームメイドです。
サンドウィッチ、スープ、マフィンといったものが中心で、私が食べたのはターキー、チーズ、ベジタブルのサンドウィッチ。でも、これが凄い量でした。山のようなレタスの前に鎮座ましましたのは一辺が20cmはかるく越えている三角定規のようなサンドウィッチ2切れ。そして、その厚さがまた凄い!

チーズは4mmぐらいあったのでしょうか。とにかく、全体で4cmぐらいの厚さがあり、挟んだだけでは崩れてくるので、中央にアメリカンホットドック用の棒のようなものが、グサッと刺さっていました。

アメリカに着いて初めての食事で出てきたのがこの特大サンドウィッチ×2個。やっぱりアメリカは量が多いんだっ!!!と友人と顔を見あわせた瞬間でした。
二人とも時差ぼけがあったのか、その量を予想せず、ご丁寧に同じものを一つづつ取ってしまったのです。ホークとナイフで果敢に挑戦するも、途中からは二人ともペースダウン。味はいいのですが、いくら食べても無くならないサンドウィッチ。
お互いに、お互いのお皿を見ながら、「さっきから、減ってないよ」を連発して途中でリタイア。
皆この量が食べられるのかしら?と周りを見回すと、やっぱりアメリカ人もリタイアしていました。
NYは残したものを包んで(Doggy bag)持って帰る人が結構多い。そんな発見をしたSarabeth's Kitchenでした。


Good Enough to Eat

最寄駅;1/9線86st. 
住所;483 Amsterdam Ave.
営業;無休 6:00〜22:30 土5:30〜22:00 ※とありますが、朝の営業時間はもっと遅いような・・・
電話;212-496-0215

★アッパー・ウエスト・サイド★

正しくアメリカン・カントリー・レストランで、ここのトレードマークは牛。
外の看板は3頭の牛。店内にも牛の絵が・・・そして牧場を連想させるカントリーグッズ!そして、この内装にマッチしたアメリカ版おふくろの味な料理がとーっても癖になる味。
という訳で、NYに居る中、行ける日は毎朝通ってしまいました。

これといって特別なものはないのですが、とにかくあれこれ試してみたくなるのです。
アップル入りパンケーキ、トースト&ポーチドエッグ&手作りソーセージ、パンケーキ&ベーコンを試してみましたが、どれもおいしくて安心して食べられます。ここに来たら、朝からとっても幸せな気分になれる。そんなお店です。

ショーケースには素朴なタルトやケーキが並んでいて、これもとーっても食べたかったのですが、予定がつまっていて一度もここでお茶をする事ができませんでした。
夜も色々な料理があってよさそうです。昨年私のすすめでここを訪れた友人は、オムレツがおいしいと言っていました。
このお店もやはりSarabeth's Kitchenと同様有名なようで、時間によっては並ぶ事もあるようです。でも朝行けば、満席という事は一度もありませんでした。

最後に。このお店は何とレシピを本にして売っています。今思うと、買ってくればよかった・・・とちょっとばかり心残りがあるこのお店。
次に行く時には絶対にレシピブックをゲットして来ようと心に固く誓っているのでした。


EJ's Luncheonette

最寄駅;1/9線86st. 
住所;43? Amsterdam Ave.
営業;※無休なんじゃないかと思うのですが・・・
電話;不明

★アッパー・ウエスト・サイド★

とにかく、アメリカン・カフェです。本当はGood Enough to Eatに行こうとしていた日曜日。Good Enough to Eatを目指して歩いていたのですが、何と閉まっていたので引き返してここに入ったというお店です。
パス停の前にあるのですが住所ははっきりしていません。でも、Good Enough to Eatと後述のMonsoonの間にこのEJ's Luncheonetteはあります。

結構広いカフェで、ガラス張りなので店内は表から良く見えます。地元の人が多いようで、スタッフはとてもフレンドリーな感じ。お店の人とお客さんが仲良く話していました。ニューヨーカーの生活をちょっと垣間見るような気にさせてくれるお店です。

さて、料理ですが朝食はフレンチトーストとパンケーキが主流なようです。
既に前日Sarabeth's Kitchenでアメリカの量に圧倒されていた私たちは、周囲を見回してからプレーン・パンケーキ($5.75)を1つとフルーツサラダ($3.75)を1つ頼みシェアする事に。それに友人はコーヒーを、私はオレンジジュースを頼みました。

さて、パンケーキ。大きなプレートに直径23cmぐらいの大判パンケーキが3枚どーんとのってきました。
そしてそれにかけるメープルシロップは、台所用洗剤の入っているようなあの出口がプラスチックになっていて引っ張り上げる入れ物という特大、かけ放題の入れ物に入っています。す、凄い!
そして友人が飲んでいるコーヒーは大きなマグカップで、少し飲むとすぐにスタッフがなみなみと注ぎに来てくれるのです。私の飲んでいるオレンジジュースのカップももちろん大きいのですが、とにかくコーヒーはどれだけ飲んだのか全く分からなくなるという大サービス品でした。
さて、残りのフルーツサラダですがこれは普通のサイズのボウルに色々なフルーツがのっていて、唯一日本と共通の量でした。

ここで一つお話を。私たちが果敢に大判パンケーキと格闘していると、そこに一組の日本人女性旅行客が入ってきました。
何とはなしに彼女達を見ていると、思った通り一人ずつに大きなプレートが運ばれてきます。テーブルに運ばれてきた料理を見た途端、笑いだす二人。
「シェアして正解。あれは笑うしかないよね」とぼそっとつぶやく私たち。

とにかく、お腹いっぱいパンケーキが食べたい!アメリカっぽいカウンターがあるお店に入りたい!という人は一度訪れてみられてはいかがでしょうか。


Monsoon

最寄駅;1/9線86st. 
住所;435 Amsterdam Ave.
営業;無休 11:30〜23:30 金・土曜日〜24:00 
電話;212-580-8686

★アッパー・ウエスト・サイド★

NY旅行での発見の一つがベトナム料理!そしてこのMonsoonがその遭遇の場でした。
という訳で、Monsoonにも通いました。毎日のように。

基本的にスパイシーな料理が駄目な私は最初、ベトナム料理は無理だろうと思っていたのですが、これが全く考え違い。
ハーブと味噌味が苦手な人にはちょっと大変かもしれませんが、辛いという事はない料理です。

生春巻き(サマー・ロール)も揚げ春巻き(スプリング・ロール)も、スープも肉料理も何もかも、はずれがありません。そして、このベトナム料理の凄いところは、味だけでなく、早さと価格にもあります。
注文してから料理の出てくるまでの時間がとても短い。注文を待ち構えている料理人が揃っている!という感じ。そして、前菜、スープ、メーンを2人でシェアして、一人$10ぐらいなのです。
もちろんプリンなどのデザートもお薦めで、ベトナム特有の練乳入りコーヒーもぜひ試してみてください。Monsoonはテイクアウトもしていて、地元の人が結構買いに来ていました。

私が通ったのは Amsterdam Ave.の本店でしたが、支店が2850 Broadway(212-665-2700)にもあるそうです。
NYでアジアの味が恋しくなったら、中華もいいですが、ベトナム料理をぜひぜひお試しください。


La Crepe De Bretagne

最寄駅;1/9線50st. 
住所;46w56st.NY NY 10019
営業;11:30〜
電話;212-245-4565

★ミッドタウン・ノース★

フランス人が経営している、蕎麦粉のクレープメニューが充実しているカフェのようなレストラン。カーネギーホールの裏手にあります。
蕎麦粉のクレープは、クレープと言ってもお菓子ではありません。主食になる料理です。トッピングというか中に入れるものは実に充実していて、トマトソース系、ベシャメルソース系があり、マッシュルームとか、ハムとかエビとか色々な組みあわせをセレクト出来ます。色々試してみたくなるクレープが、ずらりと並んでいます。

最初はお昼に、二回目は夜に行きましたが、寒い時に食べたオニオン・グラタンはとてもおいしかったです。そして、何といっても!夜に3人の小さなジャズ・バンドが来てコールポーターなどのスタンダードナンバーを演奏してくれたのが素敵でした。
ブロードウェイの劇場街にも歩いて行けるので、観劇の前に立ちよってみてください。


Puccini

最寄駅;1/9線86st. 
住所;475 Columbus Ave.
営業;無休 17:00〜23:30 金曜日〜24:00 土・日曜日ブランチは10:00〜16:00
電話;212-875-9532

★アッパー・ウエスト・サイド★

狭い店内に所狭しと並べられたテーブルは人でうめ尽くされているという、人気のイタリアン。
暖かい季節なら、舗道に作られたテラスで食事するのもgoodだと思います。予約無しで行ったのですが、運良く入れました。

カイザーサラダとペスカトーレ・スパゲッティを食べたのですが、どちらもおいしかったです。ただ、量は結構あるので、2人で行くのならサラダはシェアした方がいいのではないでしょうか。
自然史博物館の近くなので、帰りにぶらりと立ち寄るのにもいいと思います。


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