AMP " SWAN LAKE " in Broadway report On 3rd November 1998 〜Vol.4〜


大事な黒鳥の前に準備をしておくべくトイレに向かいます(笑)
化粧室は劇場の地下にあり、そこにはカウンターバーとグッズを売るブース、そして電話がありました。

一階奥、左右に付けられた階段の左の方を下りると、まず電話が現れます。 その奥にバーがあり、既に数人の観客が飲み物を片手に話していました。そこを通り過ぎ、グッズを売っているカウンター横の化粧室に向かいます。
どこの国も女性用トイレは混むようで、既に列が出来ていました。
案外皆静かに話す事もなく順番を待っています。

その後、智子さんと二人鏡の前に立ちながら今の舞台の感想を語りあいはじめました。
二人とも本当にNYまで来て良かったと話します。やっぱり舞台よりビデオの方がよかったね〜なんて事がなくて本当によかった!!!と喜びを分かち合いました。

アダムとスコットの二人がますますパワーアップしていると語り、そして、あのスコットのかわいさは何?!とひとしきりエキサイトした後、ところでと音楽の方に話しがいきました。

それにしても、あのヴァイオリンは何???あの管は?何故あそこでミスるの??? と。
あの、うっとりのシーンで何故ヴァイオリンが弓を引っ掛けるんだっ!ちゃんとボーイングの練習をしろっ!などと話しているうちに、こっちの話題でもまたエキサイト。どうもロンドンの方がオケはいいようです。

数日前に見たミュージカル「シカゴ」のバンドは素晴らしかったのに、どうもクラッシックの方はイマイチのようです。
前にNY情報でブロードウェイで使っているバンドはにわかづくりというのを見たのですが、そのせいかしら???とまた一人で理由探しをしてしまいました。

化粧室を後にし、早速グッズが売られているブースに行きます。そこで二人ともパンフレットを購入。
「今日これを買ったと言うことは、出待ちするなら今日ですね」
という智子さんの言葉に頷き、あ、でもNYでの出待ちって怖いのかしらとちょっとドキドキ。でも、会ってみたいのはやまやまだし・・・
やっぱり決行!という事に。日頃出待ちの習慣がない私にとって、これが2回目の出待ちです。

後でサインをしてもらう予定のパンフレットを早速開きます。今回のものは結構大判で、30cmぐらいのほぼ正方形。表紙は白鳥の時のアダムの瞳。裏表紙は黒鳥のアダムです。どちらも見慣れた写真です。
ところが、中の写真は結構ウィリアム・ケンプとベン・ライトのものが多く、スコットとアダムの写真はちょっと影が薄いのです。
シンデレラの時のパンフレットの写真もそうだったなぁと思いながらページをめくります。

最初の方のページにはマシュー・ボーンとプロデューサーのキャサリン・ドアの写真が。
そしてその横には、シンデレラのビデオを作ること、そして「くるみ割人形」をミュージカルとして作る事が書かれていました。
えっ?ミュージカル???確かにリメイクしたいと思っているという話しは知っていたけど、ミュージカル?そう言えばアダムもミュージカルに興味があるって言ってたような記憶が・・・

次のページからは、舞台写真の横にマシューのインタビューが掲載されています。 後でゆっくり読もうとそこで写真をざっと見るに留めて再び1階へ。休み時間もそろそろ終わりです。

人でごった返している一階に足を踏み入れました。座席後方の通路はまるでラッシュ時の電車のようです。
とにかく良くしゃべる観客の合間を縫って自分の席に着きます。大切なパンフレットを傷めないように置き、スタンバイをします。

さあ、いよいよ黒鳥の幕が開きます!


☆上の写真は、AMP「SWAN LAKE」公演中のニールサイモン劇場です(著者撮影)☆


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