2005年の山旅 (1月〜4月)



鳥見山

【登 山 日】2005年1月11 日(火) 曇り時々雪
【コースタイム】 まほろば湖09:45…口ノ倉浄水道施設10:20…高塚山10:40…宮垣内11:05…鳥見山公園11:30…鳥見山12:00〜12:05…鳥見山公園(昼食)12:20〜13:00…高束城址分岐13:37…まほろば湖14:20

今年の初歩きに「干支の山」に出掛ける。はまほろば湖から東海自然歩道を歩く。口ノ倉集落を抜けてと緩やかな山道になり、やがて石畳道の急登になる。登りきったところが「高束城址」で、ほぼ中間点になる。頂上はそれほど広くない小台地で、城址の礎石も見当たらなかった。少し下ると砂地との境に大きな岩(馬乗岩という)があり、ここから正面に初瀬山や天神山が、右手は木枝越しに鳥見山や貝ヶ平山が見えた。いかにも自然歩道といった趣のなだらかな道になる。宮垣内集落を抜け、榛原に向かう広い林道を行く。鳥見山公園の勾玉池の水面には薄い氷が張っている。赤い鳥居の横から「2000年の森」を抜けて展望台に登る。眼下に榛原の町、正面に竜門岳、音羽三山が見えるが、ゆっくり展望を楽しむゆとりもないほど風が強かった。
 吹き曝しの稜線を頂上に向かう。ちいさなコブを越してコルに降りると、林床や倒木に少しだけ雪が残っていた。雄岳三角点で写真を撮って公園に引き返し、四阿で湯を沸かしラーメンで暖まる。駐車場所まで同じ道を引き返さし、長谷寺門前で名物の「やき餅」を土産に買って帰る。


鳥見山から貝ヶ平山

【登 山 日】2005年1月16 日(日) 曇り時々雪 【メンバー】千日山歩渉会18名
【コースタイム】鳥見山公園09:15…鳥見山09:45〜09:55…貝ヶ平山10:35〜10:55…鳥見山11:45…鳥見山公園12:15(昼食後解散)

369号線を香酔峠に下る頃から、雨は雪に変わる。この天候のせいか鳥見山公園駐車場には他の車が見当たらず、貸し切り状態だった。小雪が舞う中を稜線にでたが、無展望なので展望台には寄らず、そのまま頂上へ向かう。今日は風はないが気温が低く、汗もでないうちに雪景色の鳥見山頂に着く。コルから登り返すと雪が次第に深くなってくる。先行者の足跡がない、ふわふわした純白の雪を踏んで登る爽快さを久しぶりに味わう。雪の重みで道にふさがっていた木の枝が跳ね返ったり、手掛かりにした樹から落ちた雪を頭から被ったりしながら歩く。虎ロープが張ってある岩混じりの箇所を二度過ぎる。香酔山への分岐を右に分けると、まもなく見覚えのある頂上だった。記念写真を撮り、アイゼンを着けて元の道を帰る。

キナバル山(マレーシア)


東南アジアの最高峰・ロウズ・ピーク(4,095m)を主峰として、特異な形状の花崗岩が並ぶ大きな山体が熱帯雨林の上に聳えている。珍しい動植物が自生することでも知られ、一帯はキナバル公園として世界遺産に登録されている。


【登 山 日】 2005年1月22日(土)〜23 日(日) 晴
【メンバー】 JAC2名、ペンギン夫婦

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金剛山

【登 山 日】2005年2月1 日(火)
【コースタイム】石筆橋10:45…水越峠分岐11:40…太尾塞12:40…六道辻13:05…大日岳13:30…葛木神社13:50〜13:55…国見城址14:00〜14:05…セト14:33…石筆橋15:35



葛城山〜二上山

【登 山 日】2005年2月5 日(土)〜6日(日)  低山徘徊派 17人
低山徘徊派オフを一泊で行う。歩き組は7名。13時ロープ駅前発、ジョウモン谷を登る。15時、頂上。雪が多く、子供連れがソリ遊びでたくさん訪れていた。葛城高原ロッジで鴨鍋を楽しみ一泊。8時40分、下山。ふたみみパークへ移動後、二上山へ。14時下山。


法師山

紀伊続風土記に「山峰他峰よりすくれて其頂を顕すを似て名つくなり」と記されている。1,120mの標高は、同じ大塔山系の主峰である大塔山に僅か1.6m及ばないが、一等三角点の埋まる山頂からの展望は実に雄大だった。
【登 山 日】2005年2月20 日(日) 曇のち晴  【メンバー】千日山歩渉会11名
【コースタイム】宗小屋橋11:28…尾根に出る11:40…P674m 12:05…P932m 12:50…法師山13:30〜14:20…宗小屋橋15:55

宗小屋谷出合から吊り橋を渡り、スギ植林の山腹道をジグザグに登る。10分ほどで尾根に出て、シャクナゲの混じる自然林の中を緩急を繰り返して高度を上げていく。1時間少しで顕著なピーク(932m)を越し、崩れかけた斜面を下り急坂を登り返す。頂上まで何度も同じような小さなコブに騙される。大塔山分岐から岩混じりの急斜面を登り切ると、灌木帯を抜け出して広々と明るい山頂に飛び出した。眺望は文字通り360度で期待を裏切らなかった。風もなく、陽の光りが降り注いで思ったより暖かな頂上だ。
 すぐ近く真東に見える美しい双耳峰が大塔山。その右手に大雲取山、烏帽子山から妙法山に続く那智の山々、大塔山の左には子ノ泊山。北東には笠捨、八経ヶ岳などの大峰山脈。手前にはゴンニャク山、野竹法師と変わった名前の山が並ぶ。北には果無山脈が横たわる。西側手前に百間山、その向こうに「乙女の寝姿」の半作嶺。その右に三森山、田辺湾近くに白く光る白浜空港。西から南へは潮岬、大島、熊野灘と続く海岸線が続いている。本当に見飽きない眺めだった。
山頂滞在一時間足らず、独占して勿体ないほどの絶景に別れを告げ、急いで元の道を下った。この日は川湯温泉「立石」で泊まり、河原の仙人風呂を楽しんだ



雲取山  

京都北山にある、古くから京都の岳人に親しまれた山。標高911m
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【登 山 日】2005年3月20 日(日) 曇一時雪  【メンバー】千日山歩渉会11名
【コースタイム】三ノ谷出合09:45…二ノ谷・一ノ谷出合09:58…寺山峠への分岐10:35〜10:40…雲取峠11:20〜11:25…雲取山11:50〜12:20…立命ワンゲル小屋12:45~12:50…二ノ谷出合13:10…三ノ谷出合13:25


三ノ谷出合ゲートで車を降りる。沢沿いの道は思いのほか残雪が多い。一ノ谷二ノ谷出合からは、何度か飛び石伝いに谷を渡り返す。谷筋の道は次第に細くなり、木の枝の赤ビニール標識も途絶えがちで、雪の上に残る先行者のトレースも怪しくなる。踏み固められた雪道を小さいジグザグを繰り返しながら登ると、だんだん木の丈が低くなって周囲が明るく開けてくる。リョウブの林に囲まれた広い雪原の立木に「雲取峠」の標識があり、小屋の煙突から煙が立ち上っていた。西南に山腹を捲くように緩く登る。雪が笹原を覆っているので、今の時期が一番歩きやすいかもしれない。小さなコブを二つ越すと頂上。
 昼食後、二ノ谷を下る。雑木林の急降下から雪の急斜面になり、次は沢に降りて下る。小さな滝はがあり、捲き道で滝の下に出る。しばらく谷筋を行き、勾配が緩むと立命館大ワンゲル小屋の前に出た。ここから二の谷沿いに下り、何度か谷を渡って朝の道に帰る。久しぶりにたっぷりと春の雪の感触を味わうことができて、楽しい山行だった。

果無山脈東部縦走

果無山脈…なんと夢をかき立てる魅惑的な名前だろう。「大和 青垣の山々」(奈良山岳会編、1973)には『「十津川の桑畑から紀州田辺の牛の鼻まで二十里」とは土地の人いう果無山脈の全容である。桑畑から発した果無山脈は果無東山、果無西山、安堵山、和田森と紀和両国を分けて二十余キロ連なり、なお南西へ笠塔山、虎ヶ峰とその名の通り果てしなく続いている』と記されている。「いつかは歩いてみたい」と思いながら、なにしろ交通不便な山域だけに、これまで長い間果たせなかった夢であった。今回「紀伊山地の参詣道シリーズ」として、このルートもJAC関西支部創立70周年記念行事の一つに取り上げられ、やっと長年の夢が叶えられることになった。
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【登 山 日】2005年3月27 日(日) 晴れ
【メンバー】JAC関西支部、一般参加含め 24名

仏ヶ峰から青根ヶ峰

吉野山最高峰の青根ヶ峰から東北に延びる尾根上に、王峠を挟んで同じ名で呼ばれるピークがある。いずれも国土地理院地図には記名がない。小島誠孝氏の新分県シリーズ「奈良県の山」には「地元では(仏ヶ峰を)王峠の西にある610m峰であるとしている」と記されている。このピークへは去年5月、白倉山へ登る途中に登った。今日は峠の東側、エアリアマップに山名の記入がある688.4mを目指す。


【登 山 日】2005年4月10 日(日)   【メンバー】千日山歩渉会12名
【コースタイム】 蜻蛉滝公園09:10…蜻蛉滝09:15…白倉山への分岐09:55〜10:05…仏ヶ峰10:40〜11:00…青根ヶ峰12:00…旧女人結界(昼食)12:05〜12:40…蜻蛉の滝公園14:00

蜻蛉ノ滝を見た後、石段を登って奥の院を過ぎ、岩壁沿いの急な鋼製階段を登ると役行者が修行したといわれる聖天窟である。岸壁をへつるような細い道や、鋼製の桟道や階段を登る。しばらくなだらかな山道を行き、道標のある分岐で鋭角に折り返す。次の分岐から急登わずかで、壊れかけたベンチのあるT字路にでる。この辺り道ははっきりしないが、目指す仏ヶ峰は右手山稜上にあることに間違いないので、分岐を探しながら山腹道を行く。かなり稜線に近づいたところで、かすかな踏み跡とテープを見つけて登ってみる。雑木林の中の小さな鞍部で両側にある小ピークを細い踏み跡が結んでいる。西側のピークのブッシュの中に境界標と三角点があり、GPSが受信できたので三角点を位置登録する(帰宅後、カシミールで<仏ヶ峰>668.4mピークであることが確認できた)。
 道は次第に明確になり、小さなピークを三つほど越して大滝からの道に合流。舗装林道を渡って鉄製階段を上って青根ヶ峰へ。昼食を済ませる頃に雨模様になったので花見は諦めて、音無川の流れに沿って下る。美しい流れや滝を見下ろしながら「あきつの公園」に帰る。

高野山町石道
九度山慈尊院から高野山への表参道。道しるべとして一町ごとに建てられた五輪卒塔婆形の石柱(もとは木製卒塔婆)が、22キロに180基並んでいる。

【登 山 日】2005年4月16 日(土) 晴れ
【メンバー】JAC関西支部 8名




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葛城山

【登 山 日】2005年4月24 日(日)
ショウジョウバカマを見に行ったが花は終わっていた。代わりにカタクリが満開だった。


一ノ垰〜弥山〜八経ヶ岳〜釈迦ヶ岳 (奥駈道5)





行者還トンネル東口から登り、一ノ垰(タワ)から奥駆道を南下、弥山小屋で一泊。近畿最高峰でもある八経ヶ岳から、激しい起伏の連続する大峰山脈の稜線を釈迦ヶ岳へ。そしてかっての修験集落・前鬼に下る。歩行距離27キロ、二日目の所要時間は12時間に及んだ。


【登 山 日】2005年4月29 日(祭)〜30日(土)
【メンバー】JAC関西支部 17名、会員外6名 


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