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【登山日】2015年10月 3日 【メンバー】 嘉一郎、和子 【コースタイム】宝山寺10:30…岩谷滝10:55…生駒山頂11:35〜11:40…展望台12:05〜12:10…暗峠(昼食)12:30 〜13;00…鳴川峠13:37…千光寺14:15〜14:35…山口神社15:15…南生駒駅15:30 |
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10月初めの4日間限定で宝山寺獅子閣が特別公開されている。この機会に、今までゆっくり参拝したことのない宝山寺から生駒山に登ることにした。何処へ下るかは決めず、地図も略図の気まぐれな山歩きである。 生駒から初めてケーブルに乗って、宝山寺駅で降りる。旅館街の坂道を登って一の鳥居へ。まだ人の少ないうちにと、まず獅子閣へ入る。開場して間もなく一人先客がガイドの説明を受けていた。宝山寺の客殿として明治17年に建築された重要文化財指定の和洋折衷の建物で、 飾り付きの柱やアーチ、和室内の襖絵など見どころいっぱいだった。 |
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その後、本殿から多宝塔、奥ノ院と境内を巡拝して、行者堂横から境内をでて岩谷滝へ向かう。宝山寺駅の一つ上になる梅屋敷駅横の踏切を渡り、惜しくなるほど下って滝へ行く。行者さんが何人か休んでいたが、滝そのものは細い樋から落ちる、不動の行場で良く見かけるものだった。 梅屋敷駅踏切を渡り返して、線路沿いの石段道を登る。かなりの勾配があるが、休み休み登る老婦人に出会った。「これで二度目です」と言われたが、私より大分ご年配にお見受けした。お元気なことに驚く。ダブルストックで登るが足取りが重く、和はもどかしそうだ。道が右に折れるところで大きな広場に出て、そこの四阿で休んで水を飲む。この辺りから降りてくる人に何人か出会う。傾斜は緩んで楽になったが、あとから来たソロの男性に追い抜かれた。頭上に電波塔が見えるようになって、今度は女性にも先に行かれる。 | |
ようやく山上駅の横にでるが、前に来た2008年からは遊園地がリニューアルされて見違えるばかり。三角点を探して係員に写真を撮らせてくれというと不審顔なので、「登山者は入れて貰えるはず」というと「まだ、この仕事について二日目なので…」と答えられた。 写真を撮って、前のベンチで軽食を済ませ、数分休んで出発。電波塔も塗り替えられたり、建て替え中だったり整備が進んでいる。ようやく縦走路へ出て近道を下るが、イノシシの掘った穴が続き、荒れた道だった。 |
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ドライブウェイを横切り、展望広場で展望を楽しみ、再び縦走路を下る、同じような荒れた道だが、何人か登ってくる人に出会う。見覚えのある暗峠に降り立って、峠の茶屋で夏限定メニューの「冷やしうどん」を食べた。10月というのに、今日はそれほど気温が高かった。 まだ時間が早いので元山上口駅まで足を延ばすことにする。 |
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ここから広い舗装路を登るのが正規の道らしいが、林の中の古い縦走路を登ったので少し遠回りになった。鳴川峠に降り立ってDWの下を潜って千光寺へ向かう。行者道分岐には10人近い女性だけのパーティが休んでいた。 清流沿いの結構長い道を歩いて千光寺に着く。参詣者が多いと思ったら戸閉式大法会が終わったばかりで、境内では護摩を焚いた後始末がされていた。 奉納された役行者の石像が並ぶ道を開山堂まで登り、参拝を終えて山門を出る。 |
集落を抜けて再び細い谷間の道に入り、清滝石仏群の前に出る。以前の記憶通り、一面の緑に顔が染まるようだった。開けた田んぼの横の道となり、頭上高くを通る信貴フラワーロードを潜ったあと、単調な道を延々と歩いて山口神社の前にでた。ここで三人連れの男女を追い越したが、南生駒駅に着いたときは電車が出た直後で、結局は10分後の同じ電車になった。若い頃なら恐らく歩いて帰るところだろうが、流石の和ももう一山越すとは言わず電車で帰る事になった。 今日の行程で万歩計の数字は24,000歩を数え、二つの古寺を尋ねて満足のハイキングだった。 |
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2015年の山行 |