「万葉スケッチ」のこの絵はスケッチ散歩「万葉の風景」に
掲載されるとともに絵葉書(あづま家製)になっています。
バ−チャル画廊「大和万葉」のこのペ−ジは冨田画伯のご許可をえてそのイメ−ジを
再現しました。
みけむかふ 南渕山の いはほには
降れる薄雪(はだれ)か 消え残りたる
(巻9・1709)人麻呂歌集
【石舞台】
文章は画伯御自身が、スケッチ散歩「万葉の風景」に書かれたものを引用しています。
絵は、みなさんご存じ、明日香村の名所「石舞台」だ。
巨大な古墳の石室が露出したもので、蘇我馬子の墓だともいわれている。
それを詠んだ歌というわけではない。が、その石舞台の南方にそば立つ南淵山に、
ほんのパラパラと降り積もった雪、つまり「ハダレ」の消え残った風情をうたったもの。
石舞台から細川を渡り、飛鳥川ぞいにさかのぼる道すがらの左側が南淵山、右側には
みごとな段々畑が展開し、意外とすばらしい景観だ。やがて稲淵に入る。
中大兄皇子と中臣鎌足らが蘇我氏を滅ぼした、あの改新ク−デタ−黒幕だとされる
南淵請安居住の地だ。
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