「ネット万葉スケッチ画廊」
「大和万葉・U」
(巻2・165)
うつそみの
人なる我や
明日よりは
二上(ふたかみ)山を
弟(いろせ)と我が見む
大来皇女 |
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【二上山】 |
雄岳と雌岳が恋人のように寄り添う二上山。異説もあるが、
その雄岳の山頂517mに大津皇子の墓があり、姉の大来皇女が詠じた
悲痛なこの挽歌はあまりにも知られている。
持統王朝へのク−デタ−の疑いで処刑された大津皇子だが、
直前に身の危険を感じ、当時、伊勢神宮の斉宮をつとめる大来皇女を訪ねた。
翌朝、大和へ帰る弟を、姉はいつまでも見送った。
それが、永遠の別れとなった。
北葛城郡のこのあたりに写生にくると、ぼくはいつも時の刻みを忘れる。
晩秋の当麻の里は暮れるに早い。
折から、二上山の背にアカアカと夕日が落ちていく。
「万葉スケッチ」のこの絵はスケッチ散歩「万葉の風景」に掲載されるとともに
絵葉書(あづま家製)になっています。
バ−チャル画廊「大和万葉」のこのペ−ジは冨田画伯のご許可をえて
そのイメ−ジを再現しました。
文章は画伯御自身が、スケッチ散歩「万葉の風景」に書かれたものを引用しています。