冨田画伯のスケッチによる「大和万葉スケッチ展・U」

【百済寺】
百済野の 萩の古枝に 春待つと をりしうぐひす 鳴きにけむかむ(巻8・1431)山部赤人

【石舞台】
みけむかふ 南渕山の いはほには降れる薄雪(はだれ)か 消え残りたる(巻9・1709)人麻呂歌集

【二上山】
うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上(ふたかみ)山を 弟(いろせ)と我が見む(巻2・165)大来皇女

【多武峰】
ふさ手折り 多武(たむ)の山霧 しげみかも 細川の瀬に 波のさわける(巻9・1704)

【明日香の八釣】
八釣(やづり)川 水底絶えず 行く見ずの継ぎてそ恋ふる この年ころを(巻12・2860)人麻呂歌集

【甘橿丘】
采女の袖 吹きかえす 明日香風 都を遠み いたずらに吹く(巻1・51)志貴皇子

【西の京】
勝間田の 池はわれ知る 蓮(はちす)なし しか言う君が ひげなきごとし(巻16・3835)

【吉野山】
よき人の よしとよく見て よしと言ひし吉野よく見よ よき人よく見(巻1・27)天武天皇


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