「ネット万葉スケッチ画廊」

「大和万葉・U」


(巻1・27)

よき人の よしとよく見て よしと言ひし

吉野よく見よ よき人よく見

天武天皇

【吉野山】

語呂(ごろ)あわせを楽しんだようなこの歌、「昔からいい所だと言う、その吉野を
よく見なさい」といった意味だろうか。
花の命は短い。もう我が家の付近は葉桜だ。が、吉野山では、下の千本に始まり、
中、上、奥の千本と、まだまだ咲き続ける。まさに別天地だ。
如意輪寺の方より蔵王堂を望み、描いてるとスケッチブックの上に花びらが
ふりかかる。
吉野は万葉人にとってもあるあこがれの地であったらしい。が、いわゆる花の
吉野山を詠んだのは少ない。これも吉野宮での天皇のお歌だ。
吉野宮は、現在の吉野郡吉野町上市から吉野川をさかのぼること約6km、
宮滝の付近にあったといわれている。

「万葉スケッチ」のこの絵はスケッチ散歩「万葉の風景」に掲載されるとともに
絵葉書(あづま家製)になっています。
バ−チャル画廊「大和万葉」のこのペ−ジは冨田画伯のご許可をえて
そのイメ−ジを再現しました。
文章は画伯御自身が、スケッチ散歩「万葉の風景」に書かれたものを引用しています。


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