自然や里山に思うこと
徒然その1
里山の生活を体験
雑木林の手入れ
里山に住む人々は自然と共に生きることで生きるために必要な多くの糧をその地から得てきました。椎茸の原木を伐採し芝刈りや炭焼き、落ち葉かきをすることで里山は豊かな植生、生態系を維持し、人は生活の糧や煮炊きや暖をとるエネルギーや豊かな収穫をもたらしてくれる土作りに欠かせない堆肥を得ることができます。大事なことは人間がそのクローズな生態系のサイクルを乱さないように程よい恵みをありがたく頂戴する心だと思います。里山の美しい景観になぜか暖かく懐かしい風情を感じるのは、そこに生活する人々のそんな思いと豊かな自然の営みがあるからでしょうか。
今は里山の生活も街中と変わらなく薪や炭は必要ではなくなり、さらに少子化や過疎化で働き手も少なくなって雑木林は手入れされなくなってきました。2次林と呼ばれる一度人の手が入った森は常に手を入れないとどんどん藪と化してしまいます。これからは環境保全という視点でむらやまちの人々がみんなで雑木林を守っていかなくてはと思います。
木の子村が丸太小屋を建てている所はちょうどそのような雑木山のてっぺんで、ひこばえの剪定や落ち葉かきが必要です。丸太小屋には囲炉裏をきって剪定した薪で煮炊きや暖をとるつもりですし、落ち葉は堆肥にして木の子村の畑に施肥したいと思います。
炭焼き
炭はほんとにすごいと思います。いろいろな利用価値があるのです。木の子村の飲んべは炭に足を向けて寝ません。カンテキに炭をくべ網の上で野菜やらなんやらを焼きながらちびりちびりやる至上の幸せを知っているからです^^; だから是非自分たちで炭を焼いてみたいと思っています。この頃乾のじっちゃんが昔使っていた炭焼き釜を生き返らせようとしています。その他炭の効用としては、土壌の改質や水の浄化、ご飯を炊くときに入れるとおいしく炊けるなどなど。
それから、炭焼きの時に得られる木酢もすごい。云々
藁細工
米作りの副産物である藁を使って、その昔わらじや縄や俵など多くの生活用具を作ってきました。町ではお正月のしめ縄ぐらいしかなじみがなくなりましたが、農村ではまだまだ使い勝手があるようです。