タイ日記

1999年1月26日から2月17日までタイに一人旅をしてきました。ニュージーに引き続き、またも適当なスケジューリングの元に行動してしまいました。21日に飛行機の切符とりましたし(笑)NZ日記とおなじく現地の日記をそのまま載せます。脚色をして面白くしたいのも山々ですが、それすると訳わからんようになるので辞めます(笑)

では、いきなり初日をどうぞ!

初日(1月26日 火)

ニュージーランドに引き続き、今回はタイ旅行である。だが正確には旅行というより旅である。未知の土地で何が起こるのか体験する旅なのだ。

朝5時半起床、前日もいろいろ考えごとをしていたせいで、2時ごろまで起きていたようだ。だが、目覚めはすっきりとしていて気分がいい。不安感もそんなになかった。両親に別れを告げ、関空バスに乗る。ニュージー同様落ち着いたまま関空に到着した。

二度目は慣れたもので、時間の使い方もうまくなり、なんでも経験だと痛感する。朝食をとり、少しの間を置いて機内へ。今日も飛行機会社はNZと全く同じシンガポール航空だった。座席に着いて隣りの席を見ると、ぐあ・・カップルが座っている。うーん、最悪の展開!いちばんしゃべりずらいタイプである。男同士、女同士となら目的地が同じである事から気軽にしゃべって、こっちのペースに持ち込めるが、カップルにはきつい・・。出来上がってしまっている(笑)・・うーん、どうも飛行機にはついてないらしい、まあ、いっかと思い、空いている席に移動し一人で2座席使って快適に過ごす。

約5時間半後、バンコクに到着、空港での作業はオークランドと同じだったので、特に苦労はない。で、手続きを終えて出てくると、すごい人数の出迎え客がいて、なぜか一人旅の僕にまで声をかけてくる。オイオイ、どうなってんねんとか思って通りすぎ、次にやるべき両替をしにいった。日本からの飛行機が着いたところなのだから、日本人が前後に並んでいた。で、両替をする金額をみているとこれがまたすごい!1人で25万ぐらい両替しちゃうのだ。この人たちいったい何日タイにいるねん・・・と思ってしまうほどだ。友達の話しでは3週間で4,5万でいけたという・・おそるべし、日本人中年と思ってしまうのであった。1万だけを両替で済まそうと思っていたのに2万にしてしまった自分が妙に恥ずかしい・・・・

さて、空港から一応一泊だけ予約しておいたホテルへ向かうのにどうしようかと考えてみた。電車の駅がすぐ横にあると聞いていたが、よくわからない。バスもよくわからないので、昨夜電話で相談した友人の言う通りにタクシーを使っていくことにした。まあ、初めぐらいは安全策でもいいだろうという甘っちょろい考えが出てしまったのだ。で、タクシーに乗るとやはり交渉しないといけなかった。タイではどういう料金を払うのも交渉が必要らしい。最初350バーツだといってきた。300バーツ以上はボッタクリだと聞いていたので、なんとか交渉し、高速道路をつかって、300バーツということにした。まあ、300バーツでもすでにぼったくられているのである。20分ぐらい乗っていたのか、よく覚えていないけれども、ホテルに着いた。これがびっくりするほど立派なホテルでドアマンがいたり、ベルボーイがいたりと、ええんか、ここで・・という感じであった。その前に料金を払おうと500バーツ紙幣を渡すとまたここで160バーツのつりを渡そうとする。300バーツだ!とすごむと200バーツのつりを渡した。本当に油断もすきもあったものじゃない国である。

ホテルに入り、チェックインを済ませ、部屋に入ると電気が点かない。いろいろやってみたがやっぱり駄目。で、偶然隣りの部屋に関空からいっしょだったらしい、中年男性二人がいたので、聞いてみた。すると鍵をさす穴があってそこに鍵をいれないと電気が点かないんだそうだ。で、その後、落ち着いてみてみると施設は古いということを我慢すれば、かなりいい水準だった。さすが五千円も払っただけのことはある。こちらで予約すれば三千円程度だろうか。多少くつろいで着替えを済ませ外に出てみた。

さすがはタイである。恐ろしく暑い、排気ガスがすごすぎ、香辛料のにおいきつすぎ、歩いているだけで気分が悪くなってきそうだった。オークランドも100万都市でそこそこ人がいたが、バンコクの比ではなかった。うっとうしいぐらいに人がいる。そこら中に屋台があり、食べ物を売っている。歩いているだけで飽きることはなかった。ただ問題はここがどこかわからないところであった。至る所で工事をして通れない道があったりで訳が分からない。しょうがないのでホテルの横を走っていた道路をまっすぐ歩くことにした。結構歩いただろうか、すると右手に立派な建物がでてきた。でもすべてタイ語でかいてあるので正体はわからない。とにかくわからない尽くめである。無知というのは恐いものである。だからとりあえず何か確かめにいった。大通りをわたるので、車をせき止めてでも歩かねばならない。タイ人の後ろを歩かないとわたれない感じだった。これもまたおそるべし・・・

で、そこへいってみるとどうやら駅のようだった。これがわかっただけでもすごい進歩である。自分がどの程度移動しているのかが地図上で確認できるからだ。たいして動いてないということがわかるだけだが分かっただけでも気が楽だ。ふと見ると駅の中にはインターネットコーナーもある。よしよし、インターネットも出来るのか、あしたにでもさっそくやってみよう。ここでも片言の英語、日本語でいろんな人が声をかけてくる。目的も様々でトゥクトゥク(タイの乗り物)に乗らないか、とかホテルは予約してあるか?とか、すいませんとお願いしてくる人もいた。いちいち相手はしていないが、これに引っかかるとどうなるのだろうかともちょっと思った。散策している間に汗だくになって疲れてきた。寝てなく、気温差がすごいのがひびいてきたんだろうか、まあ、時間はいくらでもあるので、今日のところは引き上げようと思い、ホテルまで帰った。Tシャツがびしょびしょになっていた。すさまじい汗だ。日本が冬なだけにびっくりする。クーラーが効いている部屋でないと今後も辛いかなと思い始めた。

ホテルに帰る途中、屋台でたこ焼の反面だけを焼いているようなのが目に付き、買ってみた。15バーツぐらいで買えた。でも食べてみると・・・・甘いのだ・・・具もない。似ているがたこ焼とは似ても似つかないもののようだった。ぐえ、まずい、でも我慢して半分食べたが、後は捨ててしまった。悪いことしたなー。

ホテルに帰ってからしばらく休憩して、次は夕食を取ろうと外に出てみると、すでに真っ暗になっていた。げ、まずい、更に恐い。一人だけに襲われたらひとたまりもないな・・・と思った。夜になると売春の斡旋のおっさんもよってくるし、ヤバイ状態である。まあ、しょうがないと店を探してもろくなものはなく、また屋台で焼き鳥みたいなものを頼んで食べた。これがまたまずい・・・豚なんだけど臭みがそのまま残っているのだ。吐きそうなぐらいだった。うーむ、屋台おそるべし・・・でも鳥はなんとか食えたので、それとジュースで飢えをしのいだ。しかし、先が思いやられるな・・・とりあえず日本人の知り合いを作っていろいろ情報をもらうことが必要なようだ。明日は少し日本人がいそうなところへ行ってみよう・・・って知らないんだけど、そんなとこ。

初日終了

2日目

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