14日目(2月8日)月曜日
今日でもう2週間、早いものである。帰国まで後10日、いい思い出をいろいろ作っておきたいものである。
今日はパタヤーを出てバンコクへいき、そこからまた電車でチェンマイまでと行こうと思っていた。チェンマイはミャンマーの国境に近く、バンコクに次ぐ2番目の観光地として有名である。
9時に起床、10時に朝食、11時20分にはバスに乗ると、最近ダラダラしていた行動とは違い、キビキビと行動する。バスでは座席番号が適当に書いてあることと、なぜか一人分席が足りないということで、ちょっとした混乱が起きていた。タイでのバスは3回目だったので、座席は合っていると思いつつもちょっと不安になった。で、余った一人の外人が、ここは俺の席だといわんばかりにチケットを見せてきた。確かにそこには同じ番号があったので、ゲゲッと思ったが、よく見ると時間が11:00となっている。それを告げると外人は運転手と相談のうえ、降りていった。かなり哀れな感じがした。
1時30分ぐらいにバンコクへ到着、電車に乗るためにはファランポーンへいく必要がある。タクシーを拾っていこうと思っていると、また例のごとく声をかけてくるのがいる。200Bとか言って高いので無視していると150Bに値下がりして、まあまあ適正価格かなと思い、ついていくとなんと他に二人のタイ人がいて相乗りさせられてしまった・・・くそ、こう言うボッタクリ方があるとは・・・不覚!エースはやめようとしていただけに僕が油断していたのが悪かった。やはりバンコクは気をつけねば・・・
かなり渋滞していたが、20分ほどで到着。電車の切符の予約の前に、おなかが減っていたので腹ごしらえをする。ファランポーン駅内はエースが来た2年前と比べると、格段に綺麗になっているそうである。食堂も綺麗になっていて、クーラーも効いているし快適だった。
そのあと、チケットを買いに行こうとする。また例のごとく声をかけてくるのがいる。以前ホアヒンへ行くときに親切に買ってくれた人がいた。それと同じ感じでチェンマイ行きの2等寝台のチケットを買ってくれた。日本語もたまにしゃべり、大阪から来たというと「なんでやねん」という変なタイ人だ。チケットも無事に購入できて、その後、19時まで何をして時間をつぶそうかと考えていたら、そのタイ人が、「チャンマイで何をするのか?」と聞いてきた。トレッキングというと、何だがファランポーン駅内のツーリストインフォメーションに連れて行かれて、トレッキングの説明が始まった。その説明をしてくるのが自ら曙ですと名乗る、本当に曙に似たMrオーだった。またいつもの悪い癖で話ぐらい聞いてやろうと聞いていたら、結構面白そうだ。30分ぐらいの長期にわたって信頼性とか安全性についてもレクチャーする。で、一番重要な値段を聞くと、1900Bだという。2泊3日でほぼ全食事付きで、日本円で6000円ぐらいだから常識的に考えると安いが、ここはタイである。昨日まで、バス、トイレ、テレビ、冷蔵庫がついて一泊1000円、二人で500円つづで泊まっていたので、これに比べると高いような気がする。地球の歩き方にも1300〜1600Bが相場とかかれてある。それを見せると「それは古い」時刻表を見たら、全然違うでしょうという。確かにそうだが・・・地球の歩き方は更新の遅い部分もあるのでそうかもしれない。それに1900Bにはチェンマイに着く明日の宿泊費も入っている。考えたらかなりお徳なきもするので、とりあえずさらに1800Bまで値切ってOKした。トレッキングの写真を見るとかなりやばそうな宿に泊まり、北部の少数民族を見ながら、自然を楽しむといった感じらしい。まあ、何事も経験である。アクティビティはNZでも面白かったので、今回もそうかもしれない。後はこの頼んだ旅行代理店が信用できるかできないかにかかっている。
その後、インターネットコーナーで久しぶりにカキコミをする。もう3回目なので、店の兄ちゃんとも顔見知りになっていて、食堂で会ったときも挨拶してくれた。そこでカキコミを終わってから、今日予約したトレッキングが不当でないかどうか聞いてみると、「高くはない」というのでホッと一安心した。いつも感じのいい兄ちゃんなので、この人に嘘はないだろう。バンコクに帰ってきたら、またきて、名前でも聞いて帰ろう。
19時もすぎ、電車に乗り込む。ホアヒンへ行った物とは比べ物にならない豪華なものだった。寝台なのだが変形するタイプのようで、普段は4人がけの椅子である。それが10時を過ぎ、そろそろ寝る時間になると、電車の係員の人が変形させてベッドにしてしまうのだ。上段と下段があり、下段のほうが高いのだが、それもそのはずで少し広い。当日予約だから上段しかあいてなかったので二人とも上段だったが、それでも快適に寝ることができた。寝台特急にはじめて乗ったが、なかなかよいものだった。
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